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パプリカの花言葉・誕生花・種類・仲間・育て方

パプリカの花言葉・誕生花・種類・仲間・育て方

みなさんは炒め物によく合うパプリカにも、花言葉があることをご存じですか?パプリカには少し悲しい花言葉がつけられているのです。

今回は、そんなパプリカの花言葉から花言葉の由来、誕生花、パプリカの種類などについてご紹介します。

パプリカとは?どんな花?

パプリカは白い花を咲かせる野菜です。スーパーでも売られていますよね。まずはパプリカについてみていきましょう。

実の色が豊富な野菜

1993年にオランダからやってきました。現在は韓国から輸入したり日本でも各地で栽培されています。よくスーパーで見かけるのは赤や黄色のパプリカですが、実は白や黒のパプリカもあります。

もちろん、これらの色の品種も食べられるので、もし見かけたら購入して料理に加えてみてもいいかもしれませんね。

ピーマンとの違い

さて、見た目がそっくりな野菜にピーマンがありますが、この2つにはどういった違いがあるのでしょうか?色や味、大きさなど、よくよく観察すると異なる点がたくさんあります。

パプリカはピーマンと比べて、大きく実も厚いのが特徴です。実際に触ってみると、ピーマンは中の空洞が感じ取れるほどヘナヘナしていますが、パプリカはガッチリしていますよね。ヘナヘナとガッチリを比べてもわかるように、パプリカのほうが総重量は上です

また、パプリカはピーマンよりも口の中に残る苦い風味が少ないです。そのため、パプリカはピーマン嫌いな子どもでも食べやすいといわれています。

パプリカの味の違い

そんなパプリカ、パプリカなら味はどれも一緒と思っていませんか?実は違うのです。赤いパプリカが一番苦く、黄色がもっとも甘いといわれています。

しかしピーマンのイメージや先入観が先行してしまい、仲間であるパプリカも苦そうだな、と避けられやすいようです。

パプリカの別名

別名は、アマアジトウガラシ、ジャンボピーマンです。なぜ別名にトウガラシが入っているのかというと、実はパプリカはトウガラシの仲間だからです。辛くないので、アマアジ(甘味)とついているのでしょう。

また別名はパプリカの色ごとにも用意されています。黄色はキングベル、赤はジャンボクイーンベル、オレンジがサンセットベルです。このベルというのは、形がベルの形をしているところからつけられています。

英語ではBellpepperといいます。やはりこちらにもベルという単語が含まれていますが、別名同様、ベルのような形が由来です。

パプリカの花言葉

花言葉には君を忘れない、同情、憐れみというものがあります。パプリカの色は赤、オレンジ、黄色とありますが、この色別の花言葉は存在しません。どの色でも共通となっています。

パプリカの花言葉の由来

君を忘れないという花言葉の由来には、複数の説が考えられています。そのうちの一つ、アステカ神話からくる由来をご紹介します。

アステカ神話とは、昔メキシコにあったアステカ帝国で伝えられていた伝承で、ギリシア神話やローマ神話のように神様がでてくるお話です。

花言葉の由来となっているアステカ神話のお話には、チャンティコという火の女神様とトナカテクトリという食物の神様がでてきます。

この火の女神であるチャンティコには、魚とパプリカを食べてはいけないという決まりがありました。

しかし、ある日その決まりを無視して食べてしまいます。それを知った食物の神様トナカテクトリは怒って、魔法でチャンティコを犬にしてしまうのです。約束を破ったチャンティコが悪いとはいえ、悲しい結末ですね。

女神だったころの姿を知っている人が、憐れみや同情の気持ちで君を忘れないと思ったのでしょう。

また同情や憐れみは、ピーマンと間違えられたり苦いと食べる前から思われていたりする部分も元となっているようです。

パプリカの英語の花言葉

パプリカの英語の花言葉は、残念ながらつけられていません。

パプリカの誕生花

誕生花として指定されている日付も、英語の花言葉同様にありません。

パプリカの種類

パプリカの種類をいくつかご紹介します。みなさんはいくつご存じですか?

ミニパプリカ

5~7cm程度と、通常のパプリカよりも小さくて細いパプリカです。全体的な大きさがコンパクトなので、中に詰まっている種もほとんどありません。

種が少ないのは調理するときに取り除く手間が減って楽ですね。通常の品種と同じく、実の色はオレンジや黄色など、複数存在しています。

スナックパプリカ

通常のパプリカの糖度よりも含まれている糖度が高いため、野菜とは思えないほど甘い味が特徴です。ミニパプリカと同じようにコンパクトなため、プランターでも栽培しやすくなっています。

お庭がないけど家庭菜園をしてみたい人、園芸に挑戦してみたい人におすすめといえるでしょう。

グリーンパプリカ

緑色をしたパプリカで、一見ピーマンと間違えそうですよね。しかしこれはれっきとしたパプリカなのです。パプリカは熟していくほど色が赤くなっていきます。これは熟す前の品種です。

ブラックパプリカ

見た目が真っ黒なパプリカで、なかなかお目にかかれない品種ではないでしょうか。赤や黄色のパプリカを見ていると、何だか不思議な感じですよね。さらに不思議なのが、火を通すと黒だった見た目が緑色っぽくなります。

ホワイトパプリカ

外も中も白いパプリカです。ほかの品種は成長する過程で実の色が変わりますが、これはずっと白のまま育ちます。

パプリカの仲間

ここではパプリカの仲間、ピーマン、唐辛子、ししとうについてみていきましょう。

ピーマン

パプリカの仲間はなんといっても、ピーマンが挙げられます。ピーマンはあまり好きじゃないというお子さんは結構多いですよね。

そんなピーマンは完熟する前に収穫したもので、花言葉もパプリカと一部被っているのが特徴です。それは憐れみ、同情です。苦手という人も少なくないため、憐れみの目を向けられる、同情されるという意味合いでこの花言葉がつけらたといわれています。

ほかには、海の恵みや海の利益というものもあり、これは世界のさまざまな地へと広まったことが由来です。日本には明治時代の頃にやってきました。

とはいえ、ピーマンの苗からパプリカが実ることはありません。育てる場合はそれぞれの苗を買う必要があります。プランターでも栽培できるので、ぜひチャレンジしてみてください。別名は甘唐辛子(あまとうがらし)、西洋唐辛子(せいようとうがらし)です。

唐辛子

パプリカの仲間といえば、もう一つあります。それは唐辛子で、もともと唐辛子はピーマンとも仲間、品種改良で生み出されたのがパプリカです。

日本で多く販売されているパプリカは辛味成分を抜いて作られたものなので辛くありませんが、世界には辛いパプリカも存在します。辛いパプリカと聞くと、少し不思議ですよね。また先程ご紹介したピーマンは、唐辛子の変種にあたります。

唐辛子の花言葉は嫉妬、生命力、悪夢が覚めた、旧友、雅味、辛辣などです。別名はカプシカム、レッドペッパー、チリペッパーなどで、1542年に日本にやってきました。確かに唐辛子の辛さは生命力が高まりそうですし悪夢も覚めそうなほどですよね。

食用以外に観賞用もあり、これはドライフラワーに用いられています。花色は白で誕生花は8月22日と10月12日です。

ししとう

ししとうもいつもスーパーで見かけるのは緑色のものですが、熟すると赤くなっていきます。ししとうの頭が獅子っぽくみえるところからこの名前がつけられました。花言葉は唐辛子と同じく、旧友、嫉妬、雅味です。

ししとうも同じく白い花を咲かせます。一般的には、ししとうと呼ばれていますが、正式な名前は獅子唐辛子です。

パプリカに似た花

パプリカに似ている花はピーマンや唐辛子などの花です。どれも、ナス科、トウガラシ属の植物だからでしょう。どれも同じように白いお花で、パッと見ると間違えてしまうほどよく似ています。

少し下向きに星型の花をつけるので、ピーマンや唐辛子などを育てている人は時期が来たらよく探してみてくださいね。

パプリカの季節・開花時期

開花時期は6~10月に花が咲きます。草丈は50~80cmくらいまで大きくなり、夏から秋にかけてが収穫シーズンです。

パプリカの育て方・ポイント

最後は育て方について解説していきます。地植えでも鉢植えでも育てられ、ポイントを押さえれば難しくありません。ぜひ挑戦してみてくださいね。

土選び・用土

市販の野菜用の土で栽培できます。自作する場合は、植え付ける2週間前に苦土石灰を加えて土の酸性濃度を調整してください。

市販の場合は元肥が入っていることもありますが、自分で作ったときは忘れずに元肥も入れておきましょう。そして植え付けて2週間ほど経ったら追肥をしていきます。

置き場所

日当たりと風通しのいい場所で育てましょう。日光不足だと生育不良、風通しが悪いと病気になる可能性が高まります。風通しがいいところといっても、北風がビュービュー吹き付けるような場所は適していません。

鉢植え選び

鉢は苗より2回りほど大きくて深さのある製品を選びましょう。深さも深型と記載されているような製品がベストです。浅い鉢だと根をしっかり張りにくくなってしまいます。鉢の形は丸形でも長方形どちらでも構いません。

置き場所や植える数などに合わせて選ぶといいでしょう。支柱を立てる必要があるので、あらかじめ立てる穴がついている製品でもいいですね。

植え付け

植え付けする時期は5月頃です。住んでいる地域によって気温差が異なるので、遅霜に当てないように注意してください。寒さに弱いので、遅霜が降りると植物が弱ってしまいます。なるべく平均気温が20度以上になってからがベストです。

苗と苗の間は、30cm程度間隔をあけるようにして植えます。購入してきた苗を植えるときは、まずバケツに水を張り、そこに根鉢を崩さず苗を浸します。しっかり吸水させて植えましょう。

植えたあとは苗が倒れないように、忘れずに支柱を立ててくださいね。最初の苗が小さなうちは割り箸でも構いません。

水やり

水やりは葉に直接かけず、根元にかける、もしくは底面給水させるようにしましょう。葉に水が触ると、葉が傷んでしまうこともあるからです。

ほかにも、せっかく咲いた花が水に当たってポロッと取れることもあるので注意しましょう。

もう一つ気をつけることがあり、それは乾燥です。乾燥を苦手とする植物なので、夏は乾燥させないようにたっぷり水を与えます。とくにプランターで栽培する場合は、乾燥しやすいので植物の状態をこまめにチェックしましょう。

庭植えで育てるポイント

庭で栽培する場合、雨対策と虫対策が必要になります。上記項目でもご説明しましたが、パプリカは水に濡れると傷んだり花が落ちやすいです。

地植えだとなかなか場所を移動することが難しいですよね。そのため収穫目前、梅雨の季節などに長雨に当たって植物がダメージを受けてしまうケースもあります。それを防ぐには、鉢植えや苗全体をビニールで覆いましょう。簡易のビニールハウスもおすすめです。

また地植えの場合は、連作障害にならないようにしなければなりません。極力同じ場所は避けて植えましょう。

気をつける病気・害虫

害虫はタバコガに注意が必要です。タバコガは植物を食べてしまう害虫で、食べられると生育不良に陥り、花がきちんと咲かなくなったり枯れたりします。植物の見た目は穴が空いたようになり、すぐに気づけるでしょう。夏が要注意の時期です。

この害虫は、実の内部まで侵入しているかどうかで薬剤が効くかどうか変わってきます。薬剤が効くのは侵入される前までです。中まで食べられると薬が効かないので、そうなったものは処分するしかありません。

そのため、パプリカが成長する前からしっかり薬剤を撒いておくことが大切です。防虫ネットや寒冷紗を使って虫が付着するのを防ぐのもいいでしょう。コンパニオンプランツを用意するのもいいですね。

種まき

種まきは2月すぎからが適期です。寒いとあまり育たないので、なるべく暖かい場所で管理しましょう。本葉が2枚になるまではセルトレイなどで育てます。水やりは朝に行うのがおすすめです。

まとめ

パプリカの花言葉は君を忘れないや同情などで、ピーマンのイメージが残ってつけられています。しかし食べてみると味は全く違いますし、とても食べやすい野菜です。

定番は赤や黄色のパプリカですが、白や黒もパプリカも存在します。色々探してみるのもいいかもしれません。栽培も鉢植えなら庭植えよりも比較的管理しやすいので、実際に育ててみてくださいね。

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