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本当は怖い?すずらんの花言葉・誕生花

本当は怖い?すずらんの花言葉・誕生花

すずらんは、「再び幸せが訪れるや曇りのない純粋さ」などの花言葉があります。このような花言葉のほかに、「裏の花言葉」と呼ばれる花言葉をもつ花もあるようです。

今回はすずらんの花言葉について解説します。

ほかにもすずらんの誕生花・歴史・風水の効果などもまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。

すずらんとは?どんな花?

まずはすずらんについて見ていきましょう。

すずらんの特徴

すずらんは、結婚式で花嫁にプレゼントする花としても有名ですよね。この花は聖母マリアから生まれたともいわれています。

キジカクシ科の宿根草で白・ピンクの花色があります。

鉢植え、花壇、切り花で栽培が可能です。4月から6月の間にかけて花を咲かせます。

株分けで増やしていく鈴のような見た目をした花が特徴です。

花屋さんでよく目にするすずらんはドイツすずらんですが、日本原産のすずらんもあります。

それは北海道に自生していますが、一般的にお店で売られているすずらんよりも育てるのが難しいといわれています。

両者の見分け方ですが、日本すずらんの花がつく場所が葉の下であることと、ドイツすずらんは花の中が赤くなりますが、日本のほうは白のままからです。

花の大きさも日本原産より大きく、香りもドイツすずらんのほうがよいため香水にも用いられています。

すずらんの毒

すずらんには毒があります。ほかの野草と間違えて口にしたという事故が、たくさん起きています。

実際に、小さな子どもがすずらんを挿していた瓶の水を飲んでしまい、命を落としたケースもありました。

日本でも、にんにくと間違えて食べてしまった事例が報告されています。

すずらんに含まれている毒は、コンバラトキソールやコンバラトキシンと呼ばれるものです。

葉・花・根など植物全体に含まれており、これらの成分は青酸カリよりも強いです。

またすずらんは花が終わった秋になると、赤い実をつけるのをご存じでしょうか?

この赤い実にも毒が含まれており、誤って口に入れて亡くなるアクシデントが起きています。

見た目だけで判断すると、赤い実はおいしそうに見えるかもしれませんね。

小さな子どもがいるご家庭やペットを飼っているような場合は、口にしないように気をつけたほうがいいでしょう。

すずらんの歴史

フランスには、すずらんの日が制定されています。それは5月1日です。

この日は恋人や家族などの大切な人へ、すずらんを贈ります。この風習は今から1500年前に始まりました。

当時のフランスでは、すずらんは幸福がやってくるといわれていたようで、そのすずらんをフランスの王様が花束で受け取って喜んだそうです。

これが5月1日に行われたので、5月1日がすずらんの記念日になっています。

現在は日本でも5月1日はすずらんの日に指定され、フランスで起きた心温まる風習が広まっています

またフランスでは、すずらんまつりというイベントも行われているので、もしフランスを訪れる機会があれば一度見てみるといいでしょう。

すずらんの別名

別名はドイツすずらん、君影草、谷間の姫百合、英名は Lily of the valley、学名はConvallaria majalisです。

すずらんの全体の花言葉

ここでは、すずらん全体の花言葉を海外のものと併せてご紹介していきます。

全体の花言葉

全体には、再び幸せが訪れる、曇りのない純粋さ、純粋、平穏、リラックス、謙遜、無意識の美しさ、幸福が訪れる、純潔などがあります。

海外のすずらんの花言葉

英語やフランス語での花言葉は、再び幸せが訪れる(Return of happiness)、皆の幸せ(Tout le bonheur du monde)、純粋(Purity)、優しさ(Sweetness)、謙遜(Humility)、仲直りしましょう、さりげない身だしなみ、ずっとあなたが好きでした、あなたの美しさ以上にあなたを飾るものはないなどです。

すずらんの本数別の花言葉

薔薇やアネモネには本数ごとの花言葉もついていますが、すずらんには本数別の花言葉はありません。

そのため好きな本数で花束を作れますよ。ちょっとした感謝を伝えるのにもおすすめです。

ぜひ気軽にプレゼントしてみましょう。

【色別】すずらんの花言葉

すずらんには白とピンクがあります。ここでは両者の花言葉をそれぞれまとめてみました。

白のすずらん・ホワイトすずらんの花言葉

白の花言葉には、仲直り、純粋、幸福が再び訪れる、希望、純愛、約束、結婚、幸せの約束があります。

ピンクのすずらんの花言葉

ピンクには、可愛らしさ、愛らしさという花言葉がつけられています。

すずらんの花言葉の裏の意味

すずらんには恐ろしい意味を持つ花言葉もあると巷ではいわれています。

しかしこれは半分正解で半分間違いです。

本当に怖い花言葉を持っているのは、すずらんに見た目がそっくりなスノードロップです。

このスノードロップには、あなたの死を望みますという花言葉があります

そして半分正解とお伝えしたのは、すずらんの花言葉には裏の意味があると噂されているからです。

それは花言葉を深読みしたものといわれています。

幸せが再び訪れるの花言葉を、幸せがあなたへ返ってくるといいですが不幸せが返ってくることもありますよね、と皮肉を込めているのです。

しかしここまでひねくれたメッセージを込めて、わざわざ花をプレゼントする人は少ないでしょう。

また受け取る側もすずらんの花言葉に精通していないと、気づかないかもしれません。

実際にそのような意味を込められていたら怖いですが、基本的には明るいポジティブなメッセージと捉えて問題ありません。

すずらんの花名・花言葉の由来

花名や花言葉にはどのような意味・由来があるのでしょうか?詳しくみていきましょう。

花名の由来

すずらんは、花は鈴、葉は蘭によく似ているところからつけられた名前です。シンプルな名前ですが、とても可愛らしいですよね。

次に、谷間の姫百合はラテン語が由来で、谷間にすずらんが咲いていたところからきています。

君影草は、男性を立てるように後ろに立つ女性の様をイメージして葉の下側に咲くすずらんを表しているようです。こちらも控えめな花の雰囲気にぴったりですね。

花言葉の由来

すずらんは聖母マリアの涙と言い伝えられていますが、この話には続きがあります。このとき流した涙がすずらんの花に変化したといわれているのです。このことから花言葉の純粋・謙遜・純潔ができたとされています。

皆の幸せ・幸福の再来は、日照時間が短いヨーロッパでは太陽が昇っている時間が長くなる春は人々が待ち望む幸せなときと考えられており、これが花言葉に繋がったようです。

すずらんとギリシャ神話

ほかにも、ギリシャ神話からきているものもあります。それは森の神様・セントレオナールのお話です。お話の内容はこのようになっています。

ある日、レオナールは毒を持つ竜と遭遇し、3日3晩に渡る激しい戦闘を繰り広げました。

4日目の朝にようやく竜を倒せたものの、自分も血を流すほどたくさん怪我をしていました。その結果倒れてしまいますが、流した血のところからすずらんが咲いたそうです。

このすずらんはこれまでのレオナールの様子を見ていた森の精霊達が咲かせたものでした。咲いたその花はレオナールを癒やしたとされています。

すずらんの誕生花

誕生花は、2月3日、3月17日、5月1日、2日、3日、5日、28日です。

すずらんと風水

すずらんを家に飾ると効果が期待できる風水をいくつかご紹介します。

恋愛運を高めたいとき

恋愛運をアップさせたいときはピンクのすずらんを寝室に飾るのがベストです。

ピンクは恋愛運に関する色といわれています。

新しい出会いや別れた相手との再会など、嬉しい出来事を引き寄せてくれるはずです。

現状打破したいとき

現状を変えたい場合は、北東を位置する場所にすずらんを飾りましょう。北東は変化に関係する方角です。

空間を浄化したいとき

空間を浄化したいときは玄関に白いすずらんを飾るのがおすすめです。白は浄化する効果を持った色といわれています。

すずらんの種類・色

現在おもに出回っている、ドイツすずらんと北海道に自生する日本すずらんなどの特徴をまとめました。

ドイツすずらん

丈夫で育てやすい品種です。品種改良で八重咲きや斑入りの種類などもあるようです。

ピンク色は淡い色合いで可憐な雰囲気を感じさせます。花持ちは3~5日と短いものの花数は多いほうなので、お庭や鉢植えでぜひ育ててみてくださいね。

ピンクすずらん

ピンクすずらんはドイツすずらんの園芸品種です。淡いピンク色の花を咲かせます。花の大きさはドイツすずらんよりも小さめです。

日本すずらん

日本すずらんは葉が花よりも長く、花も葉に隠れるようにつきます。

茎もドイツすずらんと比べると、か細い印象です。

しかしその儚げな雰囲気が魅力ともいえるでしょう。

日がよく当たる場所よりも半日陰のところを好む植物です。

すずらんの仲間

すずらんの仲間には、ムスカリ、ブルーベル、チューベローズなどがあります。それぞれどんな特徴があるのでしょうか?一つずつみていきましょう。

ムスカリ

ムスカリはラベンダーに似たような姿の青や白などの花で、失望、失意、絶望といったネガティブな花言葉もある植物です。

明るい意味の花言葉には、寛大な愛、通じ合う心、明るい未来などがあります。

誰かにムスカリを贈りたいときは、これらのメッセージを添えれば問題ありません。

別名では葡萄風信子という少し変わった名前がついています。

ほかにも、葡萄ヒヤシンスと呼ばれることもあり、英名ではGrape hyacinth、学名はMuscariです。

ムスカリはこぼれた種からも発芽するので、植えっぱなしでも簡単に育てられます。

植えっぱなしは手間がかからないので、植物を育てるのに慣れていない初心者でも栽培しやすいでしょう。

花は3~5月に開花し、毎年花をつける多年草、誕生花は1月30日、2月26日です。

ブルーベル

妖精の花や青の絨毯とも言われるブルーベルは紫色の花です。すずらんにも少し似ていますね。イングリッシュガーデンに合う花でしょう。

開花時期は春で和名ではイングリッシュブルーベルといいます。原産地であるヨーロッパにはブルーベルが咲き誇るブルーベルの森もあります。

花言葉には、変わらぬ心、謙遜、不変、さびしさといったものがあり、誕生花は2月6日、4月25日、28日です。

チューベローズ

チューベローズは百合を少し細くしたような花で、6月16日、9月2日の誕生花に指定されています。花言葉は危険な快楽、官能的などで夏に咲く花です。

香りが強く月下香と呼ばれるほど、チューベローズの香りは人気があります。香水の原材料にもよく利用されています。

チューベローズの花言葉は、この魅力的な香りからきているそうです。ハワイでは、訪れた客人を迎える際にかざる花にも利用されています。

すずらんに似た花

すずらんに見た目が似ている花にはスノードロップとスノーフレークがあります。

スノードロップ

上記項目でも解説したように、スノードロップにはあなたの死を望みますという花言葉があります。そんなスノードロップは冬から春にかけて咲く花で、別名はガランサス、雪の草、雪の雫、待雪草などです。

スノードロップは各国での別名が異なる特徴をもちます。たとえば、イギリスでは聖母の小蝋燭、ドイツでは雪の鐘と呼ばれています。

また、聖母マリアがこの花を摘んだという話やドイツでは天地創造されたときに雪にスノードロップの色を分けたという伝説もあるようです。

スノーフレーク

スノーフレークは別名すずらんすいせん、大待雪草(おおまつゆきそう)とも呼ばれる植物です。花びらの先が緑色に色づいているのが特徴です。

かわいらしい見た目ですが、アルカロイドと呼ばれる毒を持っています

肌が弱い人は素手で触ると炎症する可能性もあるので、注意が必要です。

スノーフレークに触れるときは、手袋着用をおすすめします。

花言葉は純粋、汚れなき心、純潔などです。花の名前には雪の結晶・ひとかけらの雪といった意味が込められています。

まとめ

春の訪れを伝える花の一つ、すずらんは大切な人へ贈る習慣もあるほど、人々に親しまれてきた花です。

釣鐘状につき鈴のようなかわいい花を咲かせる反面、葉や根には毒がある少し怖い部分もあります。

しかし花嫁に贈る花といわれるほど素敵な花言葉も持っている魅力的な花です。

ぜひあなたの大切な人へすずらんを贈ってみてくださいね。

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