【星座別】天秤座の世界を徹底解説!世界との調和にはバランスが必要不可欠!

「初心者が最初に巡り会いたい『深楽しい』西洋占星術講座に」ようこそ!

今回は黄道12星座・星座別解説の第7弾として、天秤座の世界を解説させていただきます!

すべての星座別・徹底解説のページは、「太陽星座」のみの解説ではありません。

今回も占星術のシステムにおける、天秤座の世界観や、星座に関する深い知識を解説していきます。

それでは、天秤座の世界にご招待いたします!

執筆者GYPSEE編集部

「GYPSEE編集部」です。占い・スピリチュアルの情報を配信しています。

天秤座の季節

天秤座の時空間である季節は、9月23日~10月23日の間です。

秋が深まるこの季節は、世界の静けさが深まっていきます。

その静けさを運ぶものは、『風』です。

風は温度と強さによって、様々な変化をもたらします。

その変化は、自然現象だけでなく、流行や人間関係、人の集団的無意識など多岐に渡ります。

四季は風を4分割し、その時々の風を楽しませてくれます。

秋の風は、少し冷たいくらいの風で、夏の興奮の余韻が残った、穏やかな冷たさを感じる風。

その風は、冷静さや穏やかさに導いてくれます。

ですから天秤座の季節は、望めばいつでも動ける季節です。

春にも穏やかさがあることは変わりないのですが、寒さからやっとの思いで脱出した心持ちには、冷静さよりも期待感の方が強いと言えます。

天秤座は冬の到来を予感しつつ、現状の安定に意識が向きます。

その安定とは、動くことも、休むことも選べる自由さであり、望めば望んだ分だけ変化が可能である、ということです。

冬が深まると、身動きが取りづらくなりますから、天秤座は必要な物事を判断し、蓄える季節とも言えるでしょう。

天秤座の世界

天秤座の世界では、「バランス」がテーマとなっています。

バランスとは『釣り合いが取れる』ことや、『過不足が無い』状態のことですね。

天秤座がバランスを意識するのは、『全体性』や『循環』、『調和』のためです。

星座の物語は、破壊と再生、または破壊と創造の繰り返しですが、その成長プロセスが続く中で、「調整期間」が設けられます。

それが、天秤座の段階です。

牡羊座から乙女座までの成長は、意識が「自分」と「世界」とを往復する物語でした。

それは言葉を変えると、「主体」と「客体」の体験です。

『他人の立場になって考える』という表現がありますが、自分のことも知らないまま、他人のお世話はできません。

自立していない時点では、誰かを助ける余裕や手段など無く、順序として自分を満たし、育てることが優先すべきことになります。

乙女座の章が終わる時、「自分の視点」と「世界の視点」には距離がありました。

そこでその距離を埋めようという意識が芽生え、天秤座の段階でその意識は具体化されていきます。

実はこれは、宇宙の視点からすると、とても大切な転換点です。

なぜなら占星術が描くものは、宇宙という『全体性』の中に存在する『個』としての自分を知る物語。

この物語は、魂が身体という器に入り、宇宙が用意した体験に出会い、体験し、成長し、最後は宇宙と一体になるまでの変化・変容が描かれています。

もし物語が、自分と他者や世界の往復を繰り返してしまえば、終わりを迎えることができません。

そこで宇宙は、私たちに「回る」という体験をすることで、ちゃんと魂の世界に戻って来られるように、世界を設計しました。

その設計図の個人バージョンとして、ホロスコープがあります。

天秤座は、『自分とそれ以外』という二極性を超えるための準備段階です。

世界を知ったからこそ、『自分軸』が出来ます。

その自分軸を使って、天秤座は世界にバランスをもたらす役目を与えられたのです。

天秤座のキーワード

音楽の世界では、『平均律』というものがあります。

音を平均的に並べることで、調和がもたらされ、演奏が美しく聞こえます。

ですが、平均は絶対的な正義ではありません。

平均は『規定』や『ルール』などによって生まれる、『制限』や『制約』とも言い換えることができます。

ですから平均によって、不自由さも生まれます。

天秤座はこのジレンマを抱えながら、これまで培って来た経験を元に、本当の自由を実現しようとします。

それが「バランス」なのです。

もっと言えば、バランス感覚を養うことで、本当の自由を模索できるようになるのが、天秤座が目指すものになります。

天秤座のキーワードは、「 I Balance 」=「私はバランスを取る」


私たちは、バランスが取れたものに『美しさ』を感じます。

それは芸術であったり、デザインであったり、色合いであったりします。

ですがバランスがもたらす美しさは、感覚的なものばかりではありません。

一対一の人間関係や、仕事の対等な関係性や契約、筋肉や脂肪の比率や、食事の栄養価、時間の使い方などにもバランスが関わります。

天秤座はあらゆる場面で生まれる「関係性」に意識を向け、そのバランスが健全・健康的であるように心がけるのです。

天秤座が感じるバランスとは、あくまで自身が認識・判断するバランスですから、時に判断が適切ではない場合もあるでしょう。

なぜなら天秤座は宇宙のバランスを知るために、この世的なバランスを学んでいる発展途上だからです。

本来的なバランス、宇宙的な調和が実現されるのは、星座の物語のもう少し後です。

そして天秤座は、バランスを取りながらも、「自由」についても思いを馳せています。

天秤座は、何かを選べば、何かを失ってしまうこの世界で、両方を活かしたいという願いを秘めているのです。

天秤座の支配星

天秤座の支配星 (ルーラー) は、金星です。

金星は愛と恋愛、好きなことや得意なこと、芸術、お金、価値観などを司る天体。

ここまでの星座の物語は、いかに自分を知り、世界の中で生きていくか、というような冒険でした。

天秤座は自身ができることと、世界に求められることを天秤にかけることで、世に出すことを決めようとします。

ところが金星は、『打算的』な選択ではなく、本来天秤座が内面に秘めているものを見つけるようにアドバイスするのです。

不必要な我慢や苦労の影には、必ず『自己犠牲』が伴うもの。

天秤座がバランスを重視することで、自分の好きなものや求めているものを失うことは、世界にとっても悲劇と言えます。

理想を追い求めているはずなのに、結果的に失ってしまう原因は、『自分に対する愛』が欠けているからです。

天秤座は冷静であるがゆえに、控えめに生きてしまうことがあります。

『打算的』や『自己犠牲』という表現をしたのは、天秤座が「自分の中の客観性」で生きているからです。

物語はまだまだ続き、出会うべき体験も沢山待っています。

本当の客観性とは、自分と他者が一体化することでしか手に入りません。

それはすなわち、身体からの卒業ということになりますが、完成しないものを完成させようとするのが人生というものです。

金星は、自分自身を愛することを訴えています。

また自分自身を愛するように、エネルギーを注げるものを素直に選ぶことが『個人的な美しさ』であり、その美しさは必ず全体のためになります。

支配星 (ルーラー) は、それぞれの星座が持つテーマが実るように、特にその星座に必要な要素を示す天体でもあるのです。

天秤座とハウス

天秤座が対応するハウスは、第7ハウス (室) です。

言い換えるなら、第7ハウス (室) が天秤座の『ナチュラルサイン』。

ハウスについては、後の個別のページ深く解説させていただくとしても、天秤座と第7ハウス (室) の関係性だけはピックアップしていきます!

第7ハウスのテーマは、以下の通りです。

  • 結婚、パートナー
  • 親密な関係、恋人
  • ビジネスパートナー
  • 法的契約
  • ライバル、敵対者、対立者
  • 関係者 etc

牡羊座・第1ハウス (室) は「自分自身」がテーマです。

その対極にある天秤座・第7ハウス (室) は、「他者との関係性」がテーマになります。

更に言えば、「自分を含めた他人との関係性」となり、自分自身を蔑ろにした関係性は破綻することを意味します。

これまでの物語で、世界で起こっている出来事を経験することで、自分自身についての理解を深めていきました。

そこで天秤座は、自分自身が求める人との関係性や、繋がり方、近しい人に求める要素などに光を当てます。

「人は鏡」と言われるのは、人と触れ合うことで初めて、自分自身が求めていることに気づくことができるからです。

もちろん目の前の人を通して、自分の強みや弱点も見つかるでしょう。

ホロスコープ上の第7ハウス (室) は、あなたの『好き』や『心地良さを作る要素』を教えてくれます。

占星術で特に気になるハウスは、恋愛や結婚、パートナーなどがテーマである第7ハウス (室)。

占星術を学ぶことで、あなたがこの人生で求めている愛のカタチや傾向を紐解くことができますよ!

天秤座と身体の関係

星座は、私たちの身体の部位と対応しています。

天秤座が対応する身体の部位は、「ウェスト」や「腰」です。

上半身と下半身を繋ぐのは、腰回りの部位で、上下からの負担を支える重要な部位で、天秤座の象意である「バランス」を司る部位と言えるでしょう。

腰が痛い時、姿勢の悪さや運動不足、体幹がしっかりしていないのが原因であることが多いはずです。

これらの原因に共通するものは、『習慣』であり『繰り返し』。

バランスは、1度や2度の働きかけでは定着しませんし、バランス感覚を身につけるためには、それなりの時間がかかります。

私たちの無意識の行動には2種類あります。

  1. 構造や仕組みとして自動化されているもの
  2. 1度覚えたことを、無意識にできるまで反復されたもの

日常的なことで言えば、服の着脱、歯磨き、自転車・バイク・車の運転、勉強、言葉・言語などですね。

更に付け加えるとすれば、ファッションセンス、音楽センス、楽器の演奏、PC・スマホの操作なども含まれるでしょう。

ここで大事なことは、『最初は難しかった』ことや『定着するまでに時間がかかった』や、『新しい世界や体験を知った』ことなどです。

私たちの身体の部位はすべて繋がっていて、どこかが負傷すれば、その他の部位に負担が分散されることがあります。

それは生命活動を維持させるためですが、言い換えれば、全体のバランスを取るための働きです。

そして全身の巡りを支える部位は腰であり、天秤座的な役割と言えるでしょう。

天秤座と時間の流れ

冒頭で、『天秤座の季節は秋が深まる時間』と表現しました。

秋とは、1年の3/4の時間が経過した、ということであり、それだけの経験をしたということです。

それは秋分という日を境に始まります。

牡羊座で春分を、蟹座で夏至を、天秤座で秋分を迎え、季節は巡り、宇宙のリズムが表現されています。

秋分とは、3度目の転換点で、天秤座から更に深い変容が始まるのです。

蓄積された経験は、私たちに思慮深さを与えてくれます。

私たちの人生で巡って来る秋は、思ったよりも多くありません。

人生を100年とすれば、100回しか体験できませんよね?

1日を24時間と認識しているよりも、1,440分、86,400秒と考える方が、時間の有限さがリアルに感じられます。

また、残りの時間をどう感じるかで、私たちの意識は大きく変わります。

『あと1時間しかない』と考えるのか、『あと1,440分もある』と考えるのかで、その後の過ごし方を変えることができるのです。

それは『理性と感情の戦い』に思えますが、実のところ、『意識の持ち方』でしかありません。

理性と感情を天秤に載せ、冷静な判断ができる意識こそが、現実をありのままに受け入れることができます。

天秤座の時空間は、こういった『二元性』に振り回されない感覚を養う季節です。

今後の物語で、星座がどのような経験をし、どのような意識を持って、物語を完成させていくのかが楽しみですね!

天秤座を構成する要素

天秤座を構成する、属性・宮・性の3つの要素について解説していきます。

天秤座の属性

天秤座の属性は、風です。


風とは自由を愛し、理想とする働き。

この世界が完全に自由であるとしたら、風の要素は必要無いでしょう。

風の第一段階である双子座に、更に慎重さと公平さ、美意識を獲得した星座が天秤座です。

すべては動き続けているからこそ、安定し、循環していきます。

物理的な制限によって水は停滞し、濁りますが、風は水のような制約から解放された働きです。

天秤座は、世の中にバランスの重要性を訴える星座なのです。

天秤座の宮

天秤座の宮は、活動宮です。

バランスとは動き続けることで保たれるため、天秤座が活動宮であることは至極当然のことかもしれません。

精密機械が正常に動くためには、必ずエラーチェックが働いています。

天秤座はそのエラーチェックを、知性と感性によって行い、バランスを取ったり、欠如している部分を補うために動きます。

天秤座の性

天秤座は、男性性の星座・男性星座です。

『縁の下の力持ち』は、従来男性を指す言葉でした。

それは男性性の働きが、外で動くことに由来します。

言葉は難しいもので、目的や役割はシンプルに表現できますが、『働き』そのものを表現するとなると、説明が少し長くなってしまいますね。

本当のバランスとは、男性性と女性性が「統合」した調和的な状態や働きのことを指します。

まずは男性性が現実に働きかけ、その影響を女性性が受け止めることで、1つの流れが完結し、また新しい流れに繋がっていきます。

天秤座は男性性の働きによって、発信力と表現力が高められているのです。

天秤座とその他の11つの星座との関係性

天秤座の冷静さは、その他の11つの星座に『静かな刺激』を与えます。

それは『隙間風』的な緊張感と言えるかもしれません。

天秤座は、原因・プロセス・結果の3つの段階それぞれに、バランスや公平さを求めます。

それは天秤座に与えられた役割であるため、『自然とそうしてしまう』性質です。

時に『そうでなくてはいけない』という囚われの意識が浮上することもありますが、それは全体性を見越してのこと。

他の星座たちにしてみれば、バランスを求めるばかりに、新しい発想やチャンスが立ち消えてしまうことは避けたいものです。

天秤座は絶対的な正義を求めているわけではないので、他者からの意見を素直に取り入れることができます。

ただそれは時と場合によって、また関係性やタイミングによって、難しい時もあるでしょう。

とはいえ、全体性のためのバランスと自由のため、天秤座は自分の理想に思いを馳せながら、臆することなく表現し、周りに影響を与えていきます。

天秤座・風の属性とその他の星座

天秤座 (風)  x 火属性の星座

火星座は、牡羊座同士・獅子座・射手座の3つです。

天秤座にとって、これらの火星座たちは、『熱気』に溢れた存在に映ります。

時に冷静さを欠くこともあるものの、情熱から生まれる創造は、天秤座にとって羨ましいものです。

ですから天秤座は、惜しげなくサポートをします。

ただ天秤座は、予め予想されるミスや失敗を未然に防ごうとするため、火星座たちに痛烈なダメ出しをすることもあります。

天秤座が『冷たい風』を起こし始めると、熱気が覚めるため、関係性にヒビが入る時もあるでしょう。

反対に火星座たちは、天秤座のバランス感覚や美的センスに信頼感を抱きます。

天秤座が火星座とタッグを組めば、物事がスムーズに進みます。

天秤座 (風) x 地属性の星座

地星座は、牡牛座・乙女座山羊座の3つです。

地星座はどちらかというと、『目に見えるもの』や『実感を伴うもの』に執着します。

言い換えれば、『形があるもの』や『数字や実績があるもの』を信頼しているのです。

そんな地星座に対し、天秤座は納得する部分と、苛立ちを覚える部分と半々の気持ちを抱き、その時々によって反応が異なります。

納得と苛立ちが分かれる理由は、地星座が『既にあるもの』を強く意識するからです。

関係性が良好である場合、天秤座と地星座は信頼感で結ばれますが、そうでない場合は、距離が離れるばかりになるでしょう。

天秤座 (風) x 風属性の星座 

天秤座以外の風の属性は、双子座と水瓶座の2つの星座です。

風の属性は3段階あり、天秤座は双子座と水瓶座の中間段階。

天秤座は双子座に対して、『若さ』を感じ、水瓶座に対しては『達観過ぎる』印象を持ちます。

どの風星座が優位であるか、ということではなく、風の性質としての働きにギャップがあるということです。

ただ同じ属性同士ですので、気が合いやすいことは確か。

気にかかることがあるとすれば、それは天秤座がバランスを求める過ぎることかもしれません。

バランスは時として、窮屈さを感じさせるからに他なりません。

とはいえ、天秤座の現実と理想のバランスを追及する姿勢は、刺激的であるとともに、安定感を感じさせるものです。

天秤座 (風) x 水属性の星座 

水星座は、蟹座・蠍座・魚座の3つの星座です。

地星座と水星座、火星座と風星座が馬が合うということで、どちらかと言えば、天秤座と水星座には距離が出やすいもの。

水も風も『循環』という意味で言えば、本質的には同じ働きに繋がります。

ですが『バランス』という意味では、水は流動的過ぎたり、形を伴わないため、天秤座にとっては『雲』を掴む存在なのです。

雨風は、時に災厄になりますが、大地に恵みを与えることでもあります。

また水星座が感情で繋がろうとすることに、天秤座は少し抵抗感を抱きます。

その理由は、知性と感性の働きを司る天秤座は、感情によってバランス感覚を失うのが怖いからです。

こんな風に表現すると、水と風は交わらない印象がありますが、それは表面的にそう見えるだけで、時間をかけることで関係性は改善されます。

関係性は第一印象だけでは決まりませんし、知性がすべて、感情は邪魔というわけではありませんから。

水星座と天秤座が掛け合わさることで、知性と感情の化学反応が起こり、精神的な解放が起こりますから、決して悪い相性というわけではないのです。

天秤座 (活動宮) と柔軟宮・固着宮/不動宮

占星術的なシステムについては、何度も同じ表現を繰り返しますが、それはあなたに「いつの間にか覚えていた!」という感覚を掴んでいただきたいからです。

3つの宮は、「トリプリシティ」といって、星座を3つの分類をするシステムです。

宮は、星座毎の性格や雰囲気ではなく、自然のサイクルの3つの流れを役割として持っています。

  1. 活動宮 = 始まり
  2. 柔軟宮 = 変わり目
  3. 固着宮 (不動宮) = 定着

天秤座 (活動宮) x 固着宮 (不動宮)

固着宮 (不動宮) の星座は、牡牛座・獅子座・蠍座・水瓶座の4つです。

活動宮と固着宮 (不動宮) の関係性は、『綱引き』か『仲良し夫婦』のどちらかになるでしょうか。

天秤座はフットワークが軽いため、固着宮 (不動宮) が重い腰を上げるタイミングにいじらしさを感じてしまいます。

とはいえ、意志が固まった時の固着宮 (不動宮) の星座たちは、とことん突き詰めたり、前進していきますから、天秤座はそのギャップに驚きます。

そのため天秤座はペースを狂わされることもありますが、固着宮 (不動宮) の緩急が分かれば、とても良い関係性を築くことができます。

天秤座 (活動宮) x 活動宮

天秤座以外の活動宮の星座は、牡羊座・蟹座・山羊座の3つです。

同じ活動宮でも、属性の違いによって、目的やモチベーションが異なります。

牡羊座は自分の立場からヒントを得て行動し、蟹座は足元と感情を重視し、山羊座は広い範囲の構造に意識を向けます。

天秤座はある程度の自由さを求め、また理想とするバランスを意識しますので、時にこれらの星座と『ボタンの掛け違い』が起こることもあるでしょう。

ですがこのことを裏返せば、役割担当ができ、意思疎通ができていれば、どの星座も安心して個々のすべきことに集中することができます。

天秤座は仲介役として動くことも得意ですので、ちょっと時間を空けたり、距離を取ることで、活動宮同士の関係性は良好さを保つことができるでしょう。

天秤座 (活動宮) x 柔軟宮

柔軟宮の星座は、双子座・乙女座・射手座・魚座の4つです。

柔軟宮の特長は、その時々に臨機応変に対応したり、『受け入れる』ことができるようこと。

その点活動宮は、『猪突猛進』をすることがあるため、どうしても視野が狭くなることがあります。

天秤座が理想とするバランスは、狭い範囲では良いかもしれませんが、広く見た時に窮屈さが生まれることもあるでしょう。

そんな時柔軟宮は、天秤座に頭を柔らかくするようにアドバイスします。

逆に柔軟宮の星座たちは、天秤座のバランス感覚やフットワークの軽さを評価し、温かく見守ったり、その落ち着きを頼りにするでしょう。

2極の性と星座の移り変わりについて

女性性が物理的な落ち着きを必要とするのは、精神的な落ち着きから大きく、深い愛情を生み出すからです。

1つ前の星座の乙女座は、腰を据えて分析し、理性と感情のバランスを取っていました。


そこから飛躍して、天秤座は動きながら考えることに意識を向け、男性性の働きを強めることになったのです。


男性性は外に働きかける力ですから、天秤座はバランスというものを形にしようとします。

それは乙女座的な分析力があったからこそ、可能になりました。

そして、天秤座は動きながらこう思います。

「世界にバランスを行き届かせるためには、もっと深みが必要かもしれない」


その考えはどんどん大きくなり、意識は内面に向い、より世界を理解し、自分の追い求める理想が反映されるために、内省を深めていきます。


このテーマは、次の水属性・固着宮 (不動宮)・女性星座である蠍座に引き継がれていくのです。

天秤座を客観視するのは?

天秤座の場合、正反対に位置する星座は「牡羊座」です。

天秤座の長所であり、短所となるものは、天秤座のテーマである「バランス」にあります。

天秤は同じ量の物が載ることで、『釣り合い』が取れます。

天秤が活躍するのは、同じ分量が必要な時である、ということですね。

ですが同じ力加減では、物事を大きく変えることはできません。

シンメトリー (対称) とアシンメトリー (非対称) には、それぞれの利点があります。

また天秤に載せられるものは、現時点で存在している物に限られ、可能性や感情、目に見えない働きは計ることはできません。

ですから天秤座が行き詰った時に必要となるものは、『新たな視点』です。

この新たな視点とは、牡羊座的な、『可能性に懸ける純粋さ』。

成長することで、私たちは純粋さを失い、新たな発想や可能性に気づきにくくなります。

なぜなら私たちは『見たいモノを見る』生き物だから。

可能性やチャンスは無限にあるはずなのに、世界は私たちが意識を向けることでしか姿やヒントを見せてくれません。

自分を不幸だと思う意識が強ければ、不幸なことに意識が向き、現実的に不幸な要素を探し当てます。

また自分の人生は、辛いこともあるけれど、幸運なことの連続だという意識で生きていれば、良い悪いの観念の影響は受けづらいのです。

牡羊座という赤ちゃんの目には、この世にあるものがありのままに見えています。

それは、天秤座が物理的な世界で求める『バランス』の側面です。

純粋さは、努力が足りないことの無知ではなく、濁りが無い意識状態を意味します。

天秤座が困る時、それは新たな可能性を見出すことができない時。

ですから初心に戻ったり、幼い頃の世界観や憧れの理想を思い出し、現実を認めた上で、純粋な視点を取り入れることで、素晴らしい変化をもたらします。

ホロスコープは『対称的』な作りになっていますから、皮肉ではありますが、天秤座は自身のテーマである『バランス』を、牡羊座から教えてもらうのです。

天秤座と数秘【7】

数秘術とは、宇宙の原理を1~9の数字で表したものです。

天秤座は12星座の7番目の星座であり、数秘7の意味合いを持ちます。

数秘7には、以下のような意味があります。

  • 直観
  • 哲学的、分析的
  • 静穏
  • 内省的
  • 理解
  • インスピレーション
  • 孤立 etc

これらの中で、最も天秤座らしい象意は「理解」です。

7という数字は、1~9の数字の中で『孤立の数字』と言われています。

言葉をそのまま受け取ってしまうと、天秤座のテーマとそぐわないのですが、もう少し深読みをしていきましょう。

天秤座はバランス感覚を育てることで、あらゆる選択や出来事に、過剰さや過少さが無くしていきます。

そうすると、『普遍的に』受け入れられていることを否定しなければいけない時もあります。

単に嫌いであるから『否定』するのと、不安要素や残念な結果を避けるために、敢えて選ばないのでは、大きな差がありますよね?

天秤座のバランスとは、『双方の立場』や『双方が本当に必要なもの』を理解した上で、意見を言います。

そういった立場は、『中立』や『ニュートラル』という言葉で表現され、ある意味孤独です。

ですが深い理解を持つ者は、タイムラグがあっても、必ず信頼されます。

天秤座が世の中を知り、バランスを取ろうとするのは、目の前にいる人に心地良くなって欲しいからに他なりません。

その姿を見れた時、天秤座自身も肩の荷が下り、安心で頬が緩みます。

そして7とは『神秘数』と呼ばれ、奇跡や霊的な働きなどの意味合いもあります。

天秤座が世界との調和を図ろうとすることで、物語に幅が生まれ、より成長・進化しようとする意識が芽生えることは、一種の導きと言えるでしょう。

天秤座で生まれた意識は、次の蠍座に託され、物語により深みが出てくることになります。

天秤座とタロットカード

天秤座に対応するタロットカードは、「正義:Justice 」です。

正義のカードには、以下のような意味があります。

  • 公平
  • バランス感覚
  • 中立的
  • 合理性
  • 適切
  • 冷静沈着
  • 法的処置 etc

正義は主に、個人的で偏った正義と、社会的で排他的な正義に分かれます。

個人が不利益を被ることもあれば、個人が守られ、尊重されることもあるでしょう。

ただ天秤座が象徴する「バランス」とは、後者の社会的・集団的な正義です。

だからでしょうか、天秤座の支配星 (ルーラー) は、自分自身を愛するように諭しているのは…。

規律や中立性に意識を傾けることで、理性が有利になります。

それは感情を無理やり冷ましたり、気づかないフリをしたり、はたまた否定したりすることに発展してしまい、苦しくなってしまいます。

天秤座は、一方が抱える苦しみや悲しみを知りながらも、中立な立場を降りることができません。

それは物語の主人公が抱える苦しみであり、成長するための要素でもあります。

正義のカードは、絶対的に正しくあることを表現しているわけではなく、世界の構造からのフィードバックをありのままに伝えています。

そういう意味では、天秤座は個人としての自分を横において、バランスを優先する役割を全うしていると言えるでしょう。

バランス感覚は全体性との調和を目指す『願い』

今回の講座は、天秤座の全貌について、深く解説させていただきました。

天秤座は、『正しくありたい』というよりも、『正しく成り立つ世界で生きていたい』という願いを持っています。

それは我欲を卒業し始め、大きな存在や働きに意識を向けた証拠です。

なぜ自分がこんなにも『バランス』に意識を向けるのか、天秤座自身も疑問を持っています。

「なぜかわからないけれど」という言葉は、本質的に持っている働きに動かされていることを表現する言葉ではないでしょうか?

これまでは、目の前の世界や現象、また自分自身と自分とは異なる他者、という風に分離の意識が強かった。

だけれど今、全体性に意識が向き、『宇宙の理 (ことわり) に繋がりたい』という意識が天秤座を突き動かします。

ここで得た経験は、「自己変容」のキッカケとなり、次の蠍座の物語へと続きます。

そうして再度内面に潜り、世界の神秘や働きと向き合う中で、大きな変化と発展が待ち受けているのです。

それでは、次の蠍座の講座でお会いしましょう。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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