キレるとは?原因や状況別の対処法!

「普段は温厚なあの人がとうとうキレた。」

「会社の上司はすぐキレる人だ。」

など、あなたの周りでは「キレる」という言葉を聞いたことがあるでしょう。

「キレる」というのは、とても厄介な感情であり、なるべくなら相手から「キレられたくない」と思いますよね。

「キレる」という状態はそもそもどういう状態なのか。

また、「キレる」人に対して私たちはどのように接したら良いのか。

私たちが何気なく使っている「キレる」という言葉について、深く考えてみたいと思います。

執筆者GYPSEE

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そもそもキレるとは?

キレると怒るの違いはある?

「キレる」という言葉は、「怒りが我慢の限界を突破し、一気に爆発するさま」を表す俗語です。

言い換えると、「激怒する」「本気で怒る」「堪忍袋の緒が切れる」「逆上する」という言葉になります。

特に、思い通りにいかない状態で、怒りが爆発するような状態を指しています。

「怒る」という言葉は、「キレる」と同じように、我慢の限界を突破することで起こる感情です。

しかし、「怒る」という言葉には、まだ理性が残っており、なんらかの「方向性」があります。

例えば、「会社の上司が部下に対して怒る」と言えば、「何か部下に改善してほしい」という思いを込めて「怒る」という行為をします。

「小さな子が、大切なガラスの置き物を割ってしまい、怒った」

と言えば、ガラスの置き物を割ってしまった小さな子に対して怒る、という「方向性」があります。

しかし、「キレる」という行為には、「方向性」はありません。

理性を見失い、当たり散らすように振る舞います。

「小さな子が、大切なガラスの置き物を割ってしまい、キレた」

となると、ガラスの置き物を割ってしまった小さな子に対してではなく、「理性を失って小さな子に対してだけでなく、その場にいた人たちやモノにも怒りをぶつける」という状態を指します。

キレると身体はどう変化する?

血管

「キレる」という状態の語源と思われる状態のひとつに、『激しく怒ったり興奮した場合、額の角に青筋(静脈)が浮き立つが、その血管が「切れる」さまを表した』とする説が有力です。

怒りが頂点に達すると、こめかみがピクピクしたりする様子を見ることがあるでしょう。

または、怒りが爆発して緊張状態になり、交感神経が活発になると、血管が拡張し、血液が滞り、顔が真っ赤になると言われています。

つまり、血管は広がり、血流が増す状態になります。

血圧

血流が増すということは、心臓のポンプが活発に働いているということになります。

「キレている」状態のときは、自律神経系の中の交感神経が活発になり、血圧も高くなります。

特に、もともと高血圧の方は、普段の血圧よりもさらに上がるおそれがあるので、要注意です。

場合によっては、脳溢血や脳梗塞などで倒れてしまう人もいます。

「キレる」という行為は血圧を急激に上昇させますので、脳や血管にもダメージを与えることがあります。

キレる人の心理

キレる人の心理的な特徴は、主に3点あります。

1.自己中心的な考え方を持っている

思い通りにならないことによってストレスがたまりやすく、イライラしてしまう、という特徴があります。

自分の思い通りにならないことがあるとキレてしまいます。

その裏には、「自分がいちばんであり、自分の考えが最優先されるべきだ」という自己中心的な考え方があります。

自分が最優先になってしまうので、自分の気持ちをなかなかゆずることができません。

そして、他人の考えが自分の考えに反してしまうとすぐに怒りが爆発します。

その結果、「キレる」という表現になってしまいます。

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2.「~すべき」という考えが強すぎる

ルールや規則など、「~すべき」という考え方を強く持っていると、他人の振る舞いや間違いが許せなくなりがちです。

他人の振る舞いや間違いに対して、「まぁいいか」となれず、「何でちゃんとできないの?!」とキレてしまいます。

「~すべき」という気持ちが強すぎると、心が狭くなりがちです。

人が迷惑をかけている、ということに非常に過敏になっているところがあります。

その裏には、「自分はルールや規則を守っているのに、なぜ他人は守ることができないんだ!」と、理不尽な気持ちを抱いていることが多いです。

その気持ちが怒りとなって、キレてしまうという表現になってしまうのです。

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3.自分が傷つきたくない気持ちが強い

すぐキレる人は、裏を返せばとても小心者です。

自分が傷つきたくないため、他人に傷つけられると過剰反応をしてしまいます。

馬鹿にされたくない、見下されたくない、という気持ちが人一倍強いのです。

そういう人は、自分より弱い相手に対してキレます。

実際には特に傷つける目的で相手が言ったのではなかったとしても、「自分が馬鹿にされた」「見下された」と認識し、キレてしまう場面もよくあります。

キレる人の対処法

家族にだけ・すぐにキレる父親の原因・対処法

外では温厚な人なのに、家族にだけキレる父親は、実は家族に甘えている、ということが多いです。

外ではなかなか自分の本音を受け入れてもらえないので、外では良い顔をしています。

ですが、家族になら外で抑えてきた感情を出してもいいや、外で抑圧してきたストレスを家族にぶつけて、キレても家族は逆らわないだろう、という甘えがあり、キレているところがあります。

つまり、すぐにキレる父親は、自分に逆らったり言い返したりはしないだろうと思われる家族にだけキレる、というふうに、「キレて良い相手」を見定めています。

キレる父親への対処法としては、まず、父親がキレていたらなるべく近寄らないようにしましょう。

少し距離を置く、ということが大事です。

また、距離は置くものの、話を否定したり批判したりするのは避けましょう。さらにキレる原因となります。

それから、表面上は「はい」と聞いておきつつ、毅然とした態度でいることも大切です。

キレる父親がなぜキレるのか、その思いに理解は示しつつ、暴言で家族を苦しめるのなら家族は家から出ていくことも辞さないという態度を伝えていくことも必要です。

家族にだけキレる母親の原因・対処法

家族にだけキレる母親は、幼少期から本音を表現させてもらえずストレスをためてきた人、母親の親からキレることを学んで生きてしまった人、感情コントロールが難しい人などがいます。

キレる母親は「ヒステリック」な母親をイメージしていただくとわかりやすいと思います。

外では完璧主義な母親であることが多いです。

ママ友や他の人たちの前では、後ろ指さされるような態度はとらないでしょう。

しかし、外で我慢を重ねてためてきたストレスや、他の家族と自分の家族を比較し足りないところを見てしまうと、家に帰って現実を見て夫や子どもなどにキレてしまう、ということが多いです。

完璧主義なところが母親の首を絞めているともいえます。

対処法としては、母親がキレたらなるべく距離を置き、嵐が過ぎ去るのを待つのがいちばんです。

父親と違い、母親は、腕力よりも言葉で責めたり、暴言につながる方が多いので、物理的にも心理的にも距離を置き、ほとぼりが冷めるまで待つと良いです。

家族にだけキレる子どもの原因・対処法

いわゆる「外ヅラの良い子」が家族にだけキレることがあります。

キレやすい子どもは、親など身近な人に感情を出すことを否定されて育ってきたり、自分の感情や意思を抑圧されて育ってきています。

そして、本当は素直な感情や意思を持っているにもかかわらず、感情や意思を抑圧されたがために、感情を抑えて、一見「いい子」で育ってきたという子が多いです。

しかし、ずっとその感情を抑圧し続けると、ある日爆発することがあります。

それまでは親に従順に従い、「いい子」をずっと演じ続けてきましたが、演じ続けることに耐えられなくなると、「キレやすい」子どもになることがままあります。

家族にだけキレる子どもへの対処法としては、まず、子どもが自分のありのままの感情や意思を訴えてきたら、いったんは受け止めてあげてください。

否定したり、うるさがらずに、最後まで話をじっくり聴き、「つらかったね」「大変だったね」と受け止めてあげましょう。

また、キレた状態で言ったことを、子どもが冷静になったときに「あのとき、こう伝えてくれれば伝わったよ」「その気持ちはこういうことなのね。それは辛かったね」と、冷静に言い換えてあげるのも有効です。

最初は子どももなかなか素直に家族に伝えることができないかもしれませんが、適切な感情表現のしかたがわかってくると、冷静に感情や意思を伝えることができてきます。

すぐキレる旦那の対処法

すぐキレる旦那の特徴としては、以下のものが挙げられます。

・旦那のプライドの高さ

・仕事のストレスをためている

・妻へのコントロール欲求が強い

・弱い自分を隠したい

このような旦那に対し、できる対処法としては、何か妥協点を見つけるか、離婚するかしかありません。

妥協点を見いだすのであれば、旦那の怒りに対してなぜキレているのかを冷静に観察し、あなたが冷静に対応するようにします。

それでもキレているようであれば、キレている旦那に対しては無駄な労力を割かずに、聞き流しましょう。

しかし、旦那の暴言・暴力がひどいようであれば、それは我慢してはいけません。

旦那の暴言・暴力にお付き合いしているとあなたがまいってしまいます。

ですので、速やかにDV相談所等に相談するか、ご家族や親戚などに頼り、対処しましょう。

対処する際はひとりでは対処しきませんので、必ずあなたの味方をつけて対応すると良いです。

キレる上司や職場での対処法

すぐキレる上司の特徴は、以下の通りです。

・自分に自信がない

・相手の立場に立って考えられない

・ストレス発散が下手

このタイプの上司は、「こいつなら何を言っても大丈夫」と思っている人のみにキレるため、そのターゲットにならないよう、距離を取ることが大事です。

対処法としては、まず、仕事でどうしても必要なところ以外は話をスルーすることが挙げられます。

また、キレているときは反論や言い訳はしない方が無難です。

仕事はあなたの独断で進めず、こまめに報告・連絡することも大事になってきます。

それから、上司のキレポイント、どんなシチュエーションでキレるかを見きわめることも大事です。

そして、上司を冷静に観察し、どこでキレるのか、どうしてキレるのかを把握しておくことも必要になってきます。

キレているときの上司は感情コントロールができていませんので、キレられても真に受けず、スルーしましょう。

すぐキレるのは病気?精神病?障害?

怒りの感情には、脳から出るノルアドレナリンというホルモンが関係しています。

ノルアドレナリンの分泌を抑え、感情コントロールをするためには、セロトニンという脳内ホルモン物質が必要です。

ところが、セロトニンが不足していると、キレやすくなります。

双極性障害、うつ病、発達障害(特にADHD)、女性ですと月経前不快気分障害(PMDD)などがある場合は特にキレやすくなる傾向があります。

よって、すぐキレることに関しては、一時的なものであれば病気ではないですが、ずっと続くようであれば病気や障害を疑う必要があります。

キレたのを覚えてない・記憶がない人は要注意

キレたことを覚えていなかったり、記憶がない場合、ストレスによる記憶障害を起こしている恐れがあります。

ストレスによる記憶障害は、解離性健忘と一過性全健忘に分かれます。

前者は、何かストレスになっている出来事だけが抜け落ちたように思い出せなくなります。

若い人や女性に多く、自閉症スペクトラムの人も発症しやすいと言われています。

中には、睡眠障害や抑うつ症状、疲労や脱力感を伴う人もいます。

この場合は、過去の記憶が長いこと思い出せなくなる場合があり、日常生活をきたす恐れがあります。

また、さまざまな精神症状を合併することも考えられます。

ですので、一度精神科・心療内科に足を運ぶことをおススメします。

後者は、50~70代の人に多く発生し、ストレス、特定の薬の影響、過度の飲酒、血栓などにより脳への血流が滞ることにより現れます。

後者は原因がわかっていないため、治療するのは難しいです。しかし、一時的なものであるため、予後は比較的良好です。

キレやすい人の特徴

思い通りにならないとキレる人

思い通りにならないとキレる人は、以下のような思考回路を持っています。

・いつでも自分が正しいと思っている

・他の人を自分でコントロールしたい

・劣等感が強い

・完璧主義

・気分屋で、自分の感情を自身でコントロールできない

このような人が、ストレスをためたり、自分自身の中で行き詰まると、キレやすくなります。

その背後には、小心者で気が小さいという特徴も兼ね備えています。

自分よりも強い人たち、自分のコントロール下に置けない人たちに対してキレることはほとんどありません。

自分よりも弱い人たち、簡単に自分のコントロール下に置けそうな人たちに対してキレる傾向があります。

怒りがコントロールできない

怒りの感情がコントロールできない人がストレスをためると、キレやすくなります。

また、その怒りの感情を冷静に伝えることができない人は、怒りに任せて感情的になってしまいます。

さらには、怒りで思わず暴力を振るってしまうということも起こりえます。

怒りがコントロールできない背後には、自身が虐待等を受け、同じように怒りの感情をぶつけられて生きてきているという人もいます。

あるいは生きている中で、何の葛藤もない状態でで、適切な怒りのコントロールを学ばずに済んでしまったという人もいます。

怒りのコントロールのしかたを学ばず、あるいは学べずに生きてきてしまった人も中にはいるということです。

感情がコントロールできない女性はなぜ

感情がコントロールできない女性の特徴を挙げます。

まず、こだわりが強く、徹頭徹尾完璧でなければそれがストレスになりキレてしまう、ということが挙げられます。

「自分が完璧に仕上げようと思っていたのに、他の人に邪魔をされた」というとらえ方をしてしまうため、感情のコントロールできない女性はキレてしまいます。

それから、論理的な思考が苦手なことから、何かストレスがかかると、言葉で理路整然と説明できず、感情に任せてしまうところが見受けられます。

特に女性の場合、キレると怒りに任せて我を忘れてしまうほどの状態になってしまうのも特徴です。

家族にだけキレる人は病気?

外側の世界ではなんとか取り繕うことができても、深い関係になると取り繕うことができず、キレてしまう人はいます。

怒りの問題は、ADHD(注意欠如多動症候群)の症状である「衝動性」と関係していることがあります。

他にも、双極性障害(いわゆる躁うつ病)の躁状態のときもイライラしがちで、衝動的にキレてしまうことが多いです。

また、女性の場合は、生理周期に影響される人もいて、月経前不快気分障害(PMDD)である場合もあります。

家族にだけキレるから必ずしも病気というわけではありませんが、感情のコントロールがうまくいかないことで自身がつらい思いをしたり、周りの人たちが不快な思いをすることは多々あります。

その場合は、精神科・心療内科で専門家に相談してみるということもひとつの手です。

キレるのは若者じゃなくて「中高年・老人」

歳をとると前頭葉が縮小する

歳をとると、前頭葉が委縮していきます。

前頭葉は感情のコントロールも司る脳の領域です。

前頭葉が委縮すると、セロトニンが減少し、不安やイライラが増すと言われています。

そして、前頭葉の委縮により、

・意欲の低下

・感情抑制の低下

・判断力の低下

・性格の先鋭化(今までの性格がさらにハッキリと現れてくること)

が進んでいきます。

前頭葉が委縮してくると、怒りっぽい性格の人はますますキレやすくなり、理性で感情を抑えることも困難になってきます。

このため、中高年や老人は若者に比べてキレやすいと言われています。

男性にもある更年期障害

男性にも、更年期があります。

40代から50代にかけ、加齢にともなう男性ホルモン(テストステロン)の減少によって男性更年期障害が生じます。

男性更年期障害は、老化というよりストレスによって引き起こされることが多いです。

男性の場合は女性のように閉経というものがないため、更年期障害には気づきにくいです。

男性ホルモンの減少によって、イライラが増し、キレやすくなることがあります。

お酒・アルコールは感情が増幅されるので怒りっぽくなる

脳はアルコールの影響を受けやすいです。

アルコールを飲むと、私たちの脳の働きが変化し、緊張がゆるんだり、いい気持ちになったり、気が大きくなったりします 。

いわゆる、「感情のタガが外れる」状態で、喜怒哀楽どの方向にも大きく反応します。

これが怒りの方向に反応すると、簡単にキレてしまう状態が起こります。

また、アルコールを常用している人は、体内のアルコールが減ってくると、「離脱(禁断)症状」が起こります。

「離脱(禁断)症状」により、イライラや焦燥感が生じることもあります。

そのイライラや焦燥感から、キレてしまうこともありえます。

お酒やアルコールが脳に与える影響によって人はキレることがありますので、要注意です。

まとめ

ここまで、「キレる」というのはどういう状態なのか、どんなときに「キレる」のか、ということをみてきました。

まとめますと、感情のコントロールがうまくいかないことと、脳内ホルモンや加齢・アルコールなどの脳に作用する物質によって「キレる」という行為が生じるということになります。

「キレる」という行為への対処法としては、

✔キレている人を冷静に観察し、なぜキレているのか見きわめる。

✔一緒になってキレるのではなく、こちら側はあくまで冷静に、しかし毅然と対応する。

✔「キレている」状態を受け流せそうであれば受け流す。「キレている」人の怒りがおさまらず暴力に発展しそうになったらひとりで戦わず、助けを求める。

「キレる」人に対して冷静に対応するのは大変ではありますが、「キレる」人の心身のメカニズムを知り、うまくかわしていけると良いですね。

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