怒りが収まらないと、人から怒りっぽいと思われるのも嫌だし、できれば怒りは手放しておきたい感情です。
今回は、そんな怒りが収まらないときのスピリチュアル的な手放し方についてお届けします。
怒りが収まらないのは病気?
あまりに怒りが収まらない日々が続くと、自分は病気ではないかと思ってしまうことがあると思います。
人間関係、仕事のストレス、家事や育児、介護の問題、睡眠不足など、心身が疲れきっているときは、怒りが収まらないことがあります。
怒りを持ち続けることで、胃潰瘍ができたり、様々な病気の引き金になることも。これは、あなたの怒りのエネルギーがそのまま体に出ていることをあらわしています。
ただし、気分の浮き沈みが激しい、生理前になると怒りをコントロールするのが難しい。こういった場合は、病気の可能性があります。
双極性障害
感情を司っている扁桃体の機能に異常があるため、怒りをコントロールすることが難しくなります。
自分が偉くなったように感じたり、じっとしていられなかったり、娯楽などに浪費してしまうこと。行動が遅くなってしまったり、疲れやすくなった、自分は価値のない人間だと思ってしまう、自傷行為をしてしまう。このような場合は、双極性障害の可能性があるので病院を受診するようにしましょう。
ADHD(注意欠如・多動症)
前頭葉の機能が低下するために起こる病気です、ADHDの二次的な症状として怒りっぽくなるといわれています。
集中力の低下を感じたり、我慢することができない、落ち着きがなかったり、作業をやり遂げることができない、こういった場合は、ADHDの可能性があるので病院を受診するようにしましょう。
PMDD(月経前不快気分障害)
女性ホルモンのエストロゲンが低下することで、起こる病気です。精神が不安定になったり、突然暴れ出したりするために入院する人もいます。脳内の神経伝達物質「セロトニン」が、一時的に減少することが原因だといわれています。
また、冬に不調の出やすい冬季うつと同時に発症することが多いのも特徴です。
生理前になると激しい怒りを感じたり、絶望的な気分になったり、強い不安や緊張が続いたり、無気力感がある、体重が増えたり体に痛みがある、こういった場合はPMDDの可能性があります。あまりにも辛い場合は病院を受診するようにしましょう。
怒りが収まらない時の潜在意識
怒りが収まらない時は、哀しみや諦めなどのネガティブな感情が潜在意識に溜まっていることをあらわしています。
潜在意識に怒りの感情を抱えたままでいては、考え方や行動に影響を及ぼします。
例えば人にぶつかったときなど、ちょっとした時にも怒りを感じやすくなっているのではないでしょうか。放っておくと、無用なトラブルにつながってしまうことがあります。
また、幼い頃の「もっと優しくしてほしかった」「わたしならこうすするのに」という、相手への満たされなかった欲求や、後悔が、誰にも理解されなかった深い哀しみとなって潜在意識下にあることをあらわしています。
まず、あなたの哀しみを癒してあげることで、怒りも落ち着いていくでしょう。
怒りが収まらないときの波動の状態
怒りが収まらないときであっても、それが純粋な怒りなら怒ってはいけないと思ってしまうことで、波動が低くなり引き寄せる現実もあまり良くないものとなってしまいます。
怒りを溜めれば溜めるほど増幅していくのがマイナスの波動です。どんなに隠そうとしても波動にそれがあらわれます。
また、波動から見れば、怒りは表に出ていても、内側に隠していても同じものを引き寄せることになります。
具体的には、同じように怒っている人や、あなたのエネルギーと運気を奪うエナジーバンパイア、低級霊などを引き寄せてしまう可能性があります。
スピリチュアル的に怒りのパワーとは?
スピリチュアル的に見ると、怒りのパワーはとても強力なものです。
もし、あなたが誰かとの対話の中で怒りを感じたとしても、それをバネにしてクリエイティブな活動や作品作りに生かすことができます。怒りは味方にすることで、強い情熱がよみがえります。
怒りという興奮した状態で取り組むことで、スピーディーに作業することができます。
また、怒りは、溜まってしまったマイナスのエネルギーなどを浄化してくれるために、浄化の始まりとしてあらわれることがあります。
怒りにまつわるスピリチュアル
思い出し怒りが爆発する時
思い出し怒りが爆発する時は、スピリチュアル的には全部出してしまった方が良いでしょう。
喜びも怒りも感じない状態が続いて病気になってしまうよりは、ガマンの限界を超えても爆発してしまった方が健全な反応になります。
ただし、黙ってガマンする癖をつけてしまうと、怒りが爆発した時に、人間関係にも悪影響が及ぶことがあるので、できるだけ怒りは小出しにしましょう。
理不尽なことに怒りが収まらない時
理不尽なことに怒りが収まらない時は、スピリチュアル的にはハイヤーセルフや高次元の存在から指導されていることをあらわしています。
また、理不尽なことで怒られるのが多い人は、この人は何を言っても怒らないから大丈夫だろうと日頃から思われている可能性があります。
相手にコントロールされてばかりだと、あなたの体力が消耗してしまうので、そういった相手からはなるべく距離をとるようにしましょう。
怒りっぽい人のスピリチュアル意味
怒りっぽい人は、スピリチュアル的には愛情深い人ということになります。
愛情深い人であるために傷つきやすく、その悲しみの感情が怒りとしてあらわれているのです。
ただ、相手に怒りの感情をぶつけていると、そのマイナスの波動がそのまま自分に返ってきます。
家族であってもエナジーバンパイアのようにあなたをコントロールし、運気やエネルギーを奪うような相手なら、占い師に相談しましょう。そうすることで、癒されなかった感情に向き合ってあげる必要があります。
怒らない人のスピリチュアル意味
怒らない人は、スピリチュアル的には怒りの感情を抑えている人ということになります。
あなたが怒らない人であっても、あなたのまわりに怒りっぽい人ばかりがあらわれる場合、本当はあなたに隠している怒りの感情があって、その感情が同じ波動を持った人たちを引き寄せているということになります。
怒りのエネルギーが強い人のスピリチュアル意味
怒りのエネルギーが強い人は、スピリチュアル的には、深い心の傷を負っている人ということになります。
怒りのエネルギーが生まれるのは、多くは幼少期に、話をしてもいつも否定されて聞いてもらえなかったり、親にかまってほしいのに放っておかれたり、ウソをつかれたことにあります。
このことで、心の傷を負う負のエネルギーのループの中にいるのです。
怒りを浄化する・手放す・解放するの違いは?
怒りを浄化するとは?方法
怒りを浄化するとは、幼少期から抱えてきたこころの傷「インナーチャイルド」の感情を現在の自分で感じて、怒りを表現することです。
怒りの感情を表に出してあげることで、溜まったマイナスエネルギーを浄化することができます。
怒りを手放すとは?方法
怒りを手放すとは、自分を許すということです。
抱えたままの感情は、怒りとして増幅していきます。あなたの気づかないうちに、まわりについ攻撃的になってしまったり、本当のあなたは傷ついています。放っておくと、こころの葛藤を生み出すでしょう。
怒りを手放すには、まずあなたや、あなたの生活環境を大切にすること。丁寧に暮らすことから始めてみましょう。ささいなことですが、自分を大切にすることで潜在意識レベルでの手放しが始まります。
また、自分を振り返る余裕が出たなら、あなたの怒りを書き出してみましょう。書き出したものは、誰に見せるものでもなく、あなた一人で見るようにしてください。
十分に、押し殺してきた感情を感じた後は、水分をしっかりとってリラックスできる音楽を聴くなどしてリラックスし、できれば少し仮眠をとることをおすすめします。
怒りの潜在意識を解放とは?方法
怒りの潜在意識を解放すると、怒りを感じられるようになります。
あなたは、怒りを感じることもできない無気力な状態が続いていたのではないでしょうか。こんな場合は、怒りをしっかり感じましょう。
いままでいろんなことを、潜在意識レベルで諦めていた状態から抜け出すことで、自分にもできるという自信やエネルギーにつなげることもできます。
怒りは感情なので、上手にコントロールできるようになろう
喜怒哀楽が感情で、コントロールできるようになれば強い味方になります。怒るというのはコミュニケーションの方法の一種で、その人を従えたいとか、見返したいという気持ちに転換したりするとばねになるのです。
つまり、自分で怒りや感情をコントロールできなくなっているときは、スピリチュアル的に何か問題がある可能性があります。
もし、あなたが、車に乗り遅れたり、忘れ物が増えたり、イライラすることが続いたり、急に悲しくなることがあったり、人にぶつかられたりと、不運なことが少しずつ増えているのなら、同じように怒りを抱えた人からの念や低級霊が影響しているかもしれません。
怒りの波動を放っていると、よくないものを引き寄せる可能性が高くなるので、占い師の人に相談してみましょう。除霊や、浄霊してもらうことで、運気も好転していくでしょう。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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