イタコとは?嘘でやらせ?本当に当たるのか?

イタコは、日本に古くから存在する巫女のような霊媒師です。
自身の身体に亡くなった人の霊を憑依させて
相談者に、霊の声にならない意志を言葉にして伝えます。

イタコで有名な地域は青森の恐山。
夏・秋の祭典で長蛇の列ができるほど、民間の霊相談では厚い信頼を得ています。

この記事では、イタコについてその歴史から霊媒の術の種類、儀式の真実性まで詳しく解説していきます!

イタコに相談したいと思っている方、さらになりたいと思っている方には、その方法も記載していますので必見です。

執筆者GYPSEE

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イタコとは

東北(主に青森・恐山)に存在する女性のシャーマンです。
亡くなった人の霊と遺された人々の間に立って、意思疎通の仲介を図ります。

死者とのコミュニケーション以外に、超自然的存在からメッセージを受け取り、相談者の悩みや問題に関して解決のアドバイスを与えます。

占い師としても優れていて、地元の「何でも相談できる賢者のおばさん」といえます。

イタコの人数

かつて東北では、少なくとも100人以上のイタコが存在していました。
ですが、時代が進むにつれイタコの大半を占める視覚障がいの女性の働く場所が一般社会に増えました。

その労働環境の変化に伴い、イタコに就職する人が激減したのです。
現在の人数としては、二桁にも満たないのです。

あわせて高齢化も進んでおり(最年少は40代)、
今後若手の継ぎ手が増えない限りイタコ文化が失われる可能性もあります。

イタコの語源

その始まりには多くの説があり、はっきりとしたことは不明です。
推測される起源として、6つほどの説が考えられます。

  1. シャーマンの儀式で神託を受ける際に用いられた道具が「板」だったことから
  2. 古代巫女「斎(いつき)」が、その地位を追われて各地に散らばった後の姿
  3. 日本神話の神「ミクライタケノカミ」の使いから
  4. 超自然的存在の神託を受ける(委託)人から転じてイタコ(委託+巫女)となった
  5. 沖縄の民間シャーマン・ユタと音が似ている
  6. アイヌ語由来「イタック」(言葉/神は仰せられる)の変化形

特に②③の説は、調べてみるとイタコの起源説として有力に思える伝説・エピソードがありました。
それぞれ詳しく見てみましょう。

古代宮家の姫巫女が起源?

「斎」の動詞形である「斎く」は、身も心も一つの汚れもなく綺麗にして神に仕えるという意味です。

それがイチコになり、イタコに変化したのでは?と考えられています。

また、起源は不明ですが古代日本の神道で活躍した、「斎王」という巫女にもイタコの源流を見ることができます。

斎王は、皇族出身の未婚の姫巫女です。その姫巫女の中には、落ちぶれて業務を怠り、神から厳しく批判された者がいました。

そうして破門にされ、日本各地に散った「元姫巫女」の人々が、イタコの原型になったのではとされています。

ミクライタケノカミの使いが起源?

イタコは、日本神話の神「ミクライタケノカミ」の聖なる言葉を伝える者(使い)を尊んで呼んだ呼称ではないか?と考えるものです。

ミクライタケノカミ(御倉板挙之神)

五穀豊穣と開運招来を司り、神棚におわす神です。
三重県津市の加良比乃神社に鎮座しておられ、日本神話『三貴子』のみに登場します。
記述も少ないため、実体がよくわかっていません。

この神様はもともと、天照大御神が誕生した際、
父神のイザナギが贈った首飾りの宝玉の名だったのです。
天照大御神は贈られた神聖な首飾りを、穀物の倉(棚上)に置いて保管しました。

この首飾りは、国生みの父から譲り受けたので本来は「日本統治の継承」を意味しています。

しかし、天照大御神は身に付けるのではなく、棚上(後の神棚)に祀って豊作への祈願をこめたお守りとしたのです。

イタコの書類

イタコは、主に東北地方(青森・岩手・福島)に拠点をおいています。
共通しているのは、視覚障がいを持った女性という点です。

イタコ

死霊や生霊、神霊などの口寄せを主に行います。
活動エリアは東北地方北部(主に下北半島の恐山)です。

オガミサマ

主に岩手県南部で活動するシャーマン。(陸前・磐城にも同じ名の巫女がいました)
国の無形民俗文化財に指定されています。

主な仕事は、口寄せ・息災無病を祈ったり、除霊、物事の吉凶を占うことです。
「オシラサマ」というものを、神が宿る「依代(よりしろ)」として扱います。

オシラサマ

別表記は「おしら様」「お白様」。
茨城~青森・岩手・宮城県北部に伝わる家庭の神様です。
クワの木を身体にして、そこに布をまいてご神体をつくります。

地域によって呼び方は異なります。
オシラサマに関係した日は「命日」といい、ご神体を祭ることを「遊ばせる」というのが特徴です。

ご利益として、女性の病気を治したり農業関係に恵みをもたらします。
女性と子どもと縁が深い神様です。

ミコサマ

国の無形民俗文化財に指定されています。
福島県磐城(いわき)・岩代(いわしろ)に存在したシャーマン。

行う仕事はオガミサマと共通しています。
オシンメイサマを神の依代として用います。

オシンメイサマ

福島での「オシラサマ」。信仰を守らないと、家の人に厳しい罰を与える気難しい性格をしています。

が、祭日には祀られている家を出て一晩中村の中を徘徊したがります。
相反した性質を持ち、人間にとって、実に複雑で扱いづらい神様です。

オシンメイサマに仕える巫女はご主人の意向に従って、夜な夜な村を歩き回らなければなりませんでした。

結果的に精神に加え肉体面の疲労も大きく、この巫女を受け継ぐ者はいなくなりました。
一般家庭でも祀る人がめっきり減ったのです。

オナカマ

山形県村山地方に存在していた巫女。
かつて、山形県東村山群の岩谷十八夜観音で神に祈りを捧げていました。

この観音堂は、伝承上の天台宗の日月寺内にあったとされます。
岩谷十八夜観音は国指定の重要民俗文化財です。

本山の日月寺は、オナカマの本拠地として古来隆盛を極めていました。

オナカマは、口寄せでは梓弓を用いていました。ほかには数珠や鏡、絵馬など合計で数千点にのぼる
魔法具を使っていたのが特徴です。

イタコとユタの違い

イタコは、自分の身体(意識)に霊魂を呼び寄せて憑かせます。
いわゆる口寄せで行う儀式です。

意識を催眠状態にさせ、自分以外の存在(神や精霊といった見えないエネルギー)を乗り移らせて言葉を語らせます。
主な拠点地である恐山では、「恐山大祭」というイベントがありイタコは必ず招待されて重要な立場として、霊媒を行うのです。

ユタは、沖縄に古くから存在し、民衆から厚い信頼を受けています。
地元密着型のシャーマンで、イタコのように霊魂は憑依させませんが、お祈りや物事の吉凶、運勢を占うのは共通しています。

とにかく地域住民にとって長老のような存在で、
西洋医学の医者の知見では解決できない問題でも、ユタをたずねれば解決すると言われるほどです。

収入源か神の任命か

イタコは、視覚障がいの女性が食べていくための手段(仕事)として、「収入源」としての意味合いが強いです。

反対にユタは、自分ではまったく思いもよらないタイミングや出来事で「神がかったよう」に霊的な力を授かります。

ユタとして自覚するまでは諸症状に苦しみますが、それを治癒させる過程で霊的な感性も養われるのです。

両者の違いはこのように見出すことができます。

イタコの口寄せとは

いわゆる降霊術の類です。
イタコは、厳しい修行で修得した霊能力を用いて死んだ人の魂に自らの身体を依代として貸します。

自分の口でもって霊魂の意思や遺した人々、この世への未練などを語らせるのです。基本的な方法は次の4種です。

  1. 神口(かみくち):オシラサマや龍神・氏神など、神に等しい霊的存在とコミュニケーションを取る
  2. 死口(しにくち):葬儀一連を終えて、現世とお別れの準備が済んだ死者から言葉を受け取り、伝える
  3. 仏口(ほとけくち):亡くなった霊魂のメッセージを受け取り、伝える
  4. 生口(いきくち):息を引き取ったばかりで、葬儀が完了していない死者の魂から言葉を聴き、伝える

イタコができること

降霊術・故人との対話

神や霊を自分の身に降ろして、イタコ自身の意識をトランス状態にして霊を招き、依頼者と話をさせます。

亡くなった人の霊と接触することを「仏降ろし」、
超自然的存在と交信することを「神降ろし」といいます。

仏降ろし

現世にもういない、霊界に旅立った人や先祖の霊と遺族・子孫のパイプ役となってコミュニケーションを図ります。

肉体がなくなって普通には会話できない死霊から、伝えたいことを聞き取って、生きている人が理解できる「言葉」にして伝えるのです。

神降ろし

人間の霊ではなく、そもそも自然界にエネルギーとして存在している、目に見えない龍神や精霊、日本神話・民間伝承の神々と交信を図ります。

仏降ろしと同様、彼らが人間に言いたいことを、人の言葉にして伝えるのです。
あるいは「運勢」「病気治癒・家内安全」祈願など、占いも含まれます。

イタコは嘘でやらせ?口コミ

イタコの神秘的な仕事は、普通の人からしたら「本当に霊と交信してるの?」と疑ってしまうかもしれません。

真実、口寄せができている(霊を身体に降ろしている)イタコは半分もいないようです。
イタコは、沖縄のユタのように「生来の霊能力」を持っているわけではありません。

昔ながらの伝統で現役のイタコに弟子入りし、普通の生活とはかけ離れた
非常に身を削るような修行を経験するのです。

(あるいは後天的に事故などで霊能体質になることもあります)

イタコを志した人すべてが、必ずしも修行を完遂できるわけではなく、過去の歴史では死者も出してしまっています。

これらの恐るべき修行を乗り越えて、磨き抜かれた精神性と感性(霊的直観)でもって「霊力を修得する」のです。

本当に交信しても伝えるのは至難の業

イタコの霊媒が偽物っぽく見えてしまうのは、依頼者に霊的メッセージを伝える「表現力」に問題がある場合もあります。

実際のセッションで、

  • 呼び寄せた霊のメッセージを依頼者にとって理解できる趣旨のものとしてうまく伝えられなかったり
  • 口調がイタコ本人のままで、亡くなった人の霊らしからぬものだったり

例え実力があったとしても(霊と交信することができても)生者側にその現象を言語化して伝える、

という技術に乏しければ「偽物では?」と疑われてしまいかねないのです。

しかし、以下の口コミのように「成功例」も見かけられますので
「うさんくさい」と片付ける前に、依頼者がどんな回答をもらってどう救われたかを基準に見る視点も必要です。

またイタコは、カウンセラーとしての役割も担っています。
実際、恐山にやってくる相談者は
医者や友達には相談できないこと
(死んだ人とまた会いたい)を抱えているので、
イタコは「非現実的」とされる問題を解決してくれる貴重な存在なのです。

イタコ鑑定を受けた人の体験談・口コミ

口コミ①

恋人との関係に行き詰まっていました。
彼の考えていることがわからずずっと不安でした。

イタコの先生に相談したところ、彼の心模様とその周囲の環境の事情を透視していただきました。

私がどこかで感じていたよう、彼は私を嫌いになっているのではなく、やむを得ない事情があって
私に本当の気持ちを話せないでいるんだとわかりました。

独りよがりの思考に陥ることなく、落ち着いて
2人の今後について彼と話し合いたいと思いました!

口コミ②

相談するまでは「たかだか占いで何が変わるの?」と疑心暗鬼でした。

ですが、イタコの先生に占ってもらっている間、少しずつ塞いでいた心に光が差してくるような
そんな救われた気分になりました。

私はいつも、仕事も恋愛も、病気で亡くなった親のことも自分のことも、すべてに自信が持てませんでした。

特に、急逝した母には最期まで迷惑をかけっぱなしで、彼女が成仏できないんじゃないかと気が気じゃなかったです。

ですが、先生の口寄せを通して母の思いを知り、「こっちは大丈夫だから、もうちょっと自分のこと考えなさい」って逆に喝を入れられて。

母のことがここ数年ずっと心に引っかかっていたので、肩の荷が下りたように、ほっとすることができました。
自分に対して、もう少し優しくなろうと思います。

イタコになるには?

かつてイタコといえば、視覚に障がいのある女性の就職先というイメージがありました。
現代は、それ以外の人も意志があれば目指すことが可能です。

古い伝統では、イタコは10代始めで修行を始めることが最低条件でした。
イタコになる最も確実な方法は、以下のステップを踏むことです。

①現役のイタコに弟子入りする

2020年代の社会で、イタコの養成を行っているのは青森の恐山です。
あるいはインターネットで、イタコ見習いを募集している場合もあります。

現実のセッションに限らず、電話占いでイタコ稼業を行う人もいます。
ですので、電話占いにも活躍の場を見出せます。

②5~7年間の修行を積む

イタコ見習いになって師匠についた後は、師匠の住居に居候するか、どこからか通うことになります。
最低5~7年間の見習い期間が求められ、その修行内容はお坊さんのものとよく似ているのです。

  • 経文や祭文などを暗唱する
  • チャネリング、コールドリーディングの修得
  • 厳しい食事制限(断食)

求道者のようですが、要は俗世間に生きる中で心にためたさまざまな負の感情
(損得勘定や劣等感、欲望など)を清めて心身共に鍛錬を行います。

最終的に、霊のメッセージを受信できるよう感性を磨き上げるのです。

③イタコの最終試験が最難関

上述した修行の内容も現代の便利な生活に慣れ切った私たちには、かなり抵抗がありますよね。

しかし、プロのイタコになるために必須の「最終試験」は、それを上回る厳しさを持つんです。

  • 冷水を1日3回浴びる
  • 1畳分のスペースに着座し、般若心経を1日数回100回ほど読む
  • 修行の過程で知らなかった経文を覚える

盲目・弱視

昔の時代、生まれつき視覚に障がいを持ったり、麻疹などの伝染病で視力を失った女性は、結婚はおろか安定した仕事に就くことが困難でした。

イタコは、そんな彼女たちにとって「最低限の経済生活を送る」ことを可能にするものだったのです。

希望の光と書けば聞こえはいいですが、現実はもっと切実だったことが伺えます。

霊能者の血を引いていたり、もともと感性が鋭かったりして、
厳しい修行を耐え抜いてイタコとして世の人々の霊的な問題解消に尽力してきたのです。

現代は、障がい者の一般就労の枠が広がり、視覚障がいの人がイタコになる例は激減しています。

イタコに鑑定してもらう方法はある?

イタコは、青森の恐山に行って会うか、電話占いで見てもらう方法があります。

イタコの電話占いについては、後述していますのでこの項では割愛します。

恐山の大祭日に訪れて口寄せを受ける

夏と秋の大祭典に、普段は津軽や他エリアで活動するイタコが招かれて、公に口寄せを披露します。各シーズンの大祭典の日程は以下です。

  • 夏の大祭典 7月20日~7月24日
  • 秋の大祭典 10月上旬の三連休

一般客のセッションも、大祭典の実施期間中に、依頼することができます。
事前予約などはできず、直接列に並ぶことになります。

現在は現役のイタコが激減しているため、1日と待つ必要が出てきます。
その場合は宿坊に宿泊して、セッションの機会を得るのです。

恐山の祭典以外でも、イタコの活動エリアで個人セッションができる場合があります。
その場合は予約が必要です。

イタコの鑑定料金

イタコの鑑定料金は、はっきりと固定されているわけではなく以下の料金が標準的な相場とされます。

  • 対面でのセッション 1回3,000~5,000円/10~15分
  • 電話占い 5,000~10,000円/10~20分

電話占いに関しては、上記の相場より高い料金設定をしている場合、偽物の可能性があります。
依頼する際は注意してください。

電話占いでイタコの口寄せを体験できる

イタコの多くはご年配で、身体面で病気などもあり、直接対面でのセッションが難しくなっている現状があります。

または、待ち時間が日をまたぐことも超えることもあり、電話占いのほうがその問題が解消されるのです。

そのため、イタコ稼業を電話占いで行っている人もいます。
電話占いでイタコの口寄せが受けられるなんて、最初は構えてしまうかもしれません。

ですが現代の社会情勢を考えれば、場所を問わない電話占いのほうがイタコ自身が活躍の場に選ぶのも頷けます。

電話占いでは、

  • 口寄せ(上述した4種の方法)
  • 自動書記(霊魂からのメッセージを受け取って紙面に書き留める)

などが実際に体験できます。

まとめ

イタコは神秘的な魅力にあふれた仕事ですよね。
古くは視覚に病気・障がいを持った女性の就職先として選ばれていました。

現代は必ずしもイタコになることはなくなり、
高齢化も相まってイタコ自身の存続が危ぶまれています。

もしイタコに興味を持った方がいましたら、修行はかなり厳しいですが、一度調べてみてはいかがでしょう。

鑑定も、電話占いで気軽に相談することができます。ぜひ、イタコの口寄せをその目(耳)で見て・聞いてみてください。

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