牡丹の花言葉・特徴・季節・育て方のポイント

ビロードの様な透けた花びらがとても綺麗な牡丹(ボタン)は、家の庭先でもよく見かける人気の花ですよね。

圧倒的な存在感と気品あふれる姿がとても魅力的です。

これまで牡丹は観賞用だけでなく様々な工芸品や絵画にも好んで使われてきました。

美しさを象徴する植物でもあり「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」ということわざにも登場してくる程です。

日本でとても親しみのある植物ですので、日本の植物と思っている方も多いのではないでしょうか。

しかし、実は牡丹の原産地は中国北西地の植物です。

元々は薬用植物として栽培されていましたが、随から唐の時代にかけて観賞用の品種次々生まれました。 

日本に渡来したのは奈良時代で、観賞用に栽培される様になったのは江戸時代のことです。

 薬用には根皮の部分を使用し「牡丹皮」と呼ばれる婦人病薬はとても重宝されていました。その後様々な国でも観賞用として品種改良され現在では多くの種類の牡丹が栽培されています。

世界中で愛されている牡丹ですが、一体どの様な花なのか紹介していきたいと思います。

執筆者GYPSEE

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牡丹とは?

(科•属) ボタン科 ボタン属

(性質•分類) 低木、花木

(原産) 中国北西地

(和名) 牡丹(ボタン)

(英名) Tree peony

(学名) Paeonia suffruticosa

(花の色) 白、黄、ピンク、紫、赤など

名前の由来ですが、牡丹の「牡」とはオスという意味を持っています。牡丹の雄しべや雌しべが花弁に変化し種子になる事から「牡」がつけられたとされています。

牡丹の「丹」は花弁の色が赤い事から「赤」の意味を持つ「丹」とつけられました。

また、牡丹は英名では「Tree peony」と呼ばれています。ボタン属の学名は「paeonia」でギリシャ神話で神の傷を治した医の神「peon」に由来しています。

牡丹の別名

牡丹はその美しい姿から様々な別名が存在します。

富貴草(フウキグサ)、二十日草(ハツカグサ)、花神(カシン)、花王(カオウ)などがあります。

牡丹の花が散るまでの二十日間、人々はその美しさに魅了されていた事や幾つもに重なった花びらが重厚で気品溢れる姿からつけられたとされています。中国では「百花の王」として国花ともなっていますので、このような別名がつけられたのも納得です。

牡丹の花言葉

花にはそれぞれ花言葉や意味がありますが、花言葉や誕生花はギリシャ神話から由来するもの・各地の風習や伝説・花のイメージをなぞらえて決められてきました。よって、国や地域の違いで言葉の種類や花の種類が変わってきます。

牡丹全般の花言葉には「富貴」「風格」「恥じらい」「人見知り」があります。

牡丹の花言葉の由来

いくつかある牡丹の花言葉の中で4つあげましたが、それぞれに意味や由来があります。

富貴・風格

  • 牡丹の根は中国で薬用として使われており皇帝に愛されていた
  • 牡丹の気品あふれる美しい姿からそう呼ばれた
  • 幾重にも重なる絹のような花びらはとても重厚で豪華な事から王者に相応しいから

恥じらい・人見知り

  • 夜になると花を閉じる事から
  • 牡丹の花色が頬を赤らめた様にうつるから
  • 植え替えを嫌い、植え替えた後はしばらく花を咲かせないから

その他にも高貴・壮麗・王者の風格・花王・思いやりなどがあります。

牡丹の花言葉にはプラスのイメージのものばかりですので、言葉を選ばずに贈り物として利用することが出来ますね。

牡丹の英語の花言葉

【bashfulness(恥じらい・はにかみ)】

【compassion(思いやり)】

海外でも品種改良され、観賞用として親しみのある牡丹ですが、花言葉の意味は東洋とは少し違った点があります。西洋では花の中央を隠すような咲き方が控えめな姿で恥ずかしがっている様に見える為、東洋人の奥ゆかしい姿を現した花言葉となっています。東洋と西洋では牡丹に対するイメージが全く違うのも面白い点ですね。

牡丹の種類

野生種(原種)は中国に自生しており、5〜8種類程度とされています。

8世紀に中国から薬用植物として渡来し、その後中国や日本だけでなくフランスやアメリカでも観賞用として様々な野生種を組み合わせて園芸品種が栽培されてきました。

園芸種の分類として「育種地」「開花時期」「花」の3つに分けられます。

「育種地」は育成や品種改良された土地によって分けられ中国牡丹、日本牡丹、西洋牡丹があります。

「開花時期」は花の咲く時期によって冬咲き、早咲き、春咲き、遅咲きに分かれます。

「花」は花びらの枚数や大きさや色、咲いた時の形など、花の見た目で分けられています。

その他にも様々な品種が存在し、園芸種だけでも300〜400種類あるといわれ、現在でも新品種が次々に生み出されています。

牡丹に似た花

花が大きく美しい牡丹ですが、同じボタン科ボタン属の芍薬(シャクヤク)は一見するとかなり似ており見分けがつかない方も多いのではないでしょうか。

牡丹は芍薬と似ている木として「木芍薬」と呼ばれる事もある程です。

この2つの花は開花時期や花の形が非常に似ており、英国圏ではどちらも「peony」と呼ばれ区別はされていません。

では、この2つの花をどの様に見分けるか紹介していきたいと思います。

まず、主な違いとして「牡丹」は冬になると葉っぱは枯れてしまいますが茎は残り木のようになる「木本植物」

一方芍薬(シャクヤク)は冬になると葉っぱも茎も枯れて根と芽だけになる「草本植物」という違いがあります。

この違いだけでは見た目で判断するのは難しいですよね。

見た目で分かる大きな違いは「蕾の形や葉の形」にあります。

【葉の形】

牡丹の葉はツヤがなく大きく広がっています。また、先が3つに分かれておりギザギザしているのが特徴です。

芍薬の葉はツヤがあり全体的に丸みがあります。切れ込みわありません。

【蕾の形】

牡丹の蕾はバラのように尖っていますが、芍薬の蕾は丸みがあって艶があります。

花が咲いてしまって蕾を確認できない時は、「葉の形」を見のが一番簡単に牡丹と芍薬を見分けるコツです。

また、香りにも違いがあるようで牡丹にはほとんど香りはなく芍薬にはバラのような爽やかな香りがあります。

牡丹の誕生花

花言葉と同様、誕生花も統一されたものがなく様々な日にちがあります。1つの月日に誕生花は1つとは限りません。2つ以上あったり、多い時は10個以上ある時もあります。誕生花に関しては、花の色や種類で変わってくる様です。

牡丹花が誕生花として当てられている日にちは

1月17日・1月26日(ピンク)・4月21日・5月3日・5月7日・5月15日・7月24日・9月10日(紫)・12月17日(冬牡丹)です。

牡丹の季節・開花時期

牡丹は品種改良されているものが多いため、開花時期も様々です。

冬咲き・早咲き・春咲き・遅咲きと多くの種類がありますが、一般的な品種の牡丹は4月半ばを過ぎると開花し始めます。

一般的な牡丹の見頃は4月下旬〜5月頃でゴールデンウィークには牡丹祭りなどが行われている地域もあります。

1年に2度咲く品種の寒牡丹は春と秋(10月の終わり〜1月頃)が開花時期となっています。

牡丹は花が咲くのは数日の間で花びらは1枚ずつ散ります。ゆっくり散るのではなく一気にパラパラと落ちるのが特徴です。

牡丹の育て方・ポイント

牡丹は一度植え付けをすれば毎年花を咲かせる落葉低木です。

しかし、種から育てた場合最初の花が咲くまでに5〜10年かかりますので、苗木から育てるのが一般的です。

牡丹を長く楽しむ為にはいくつかポイントがありますので今から紹介していきたいと思います。

【栽培環境】

鉢植え・地植えでも育てることは出来ますが、鉢の場合も外で管理します。

牡丹は基本的には丈夫で育てやすい植物ですが、「湿気と暑さ」には弱いので注意しましょう。場所は日当たりと風通しの良い場所は好ましいです。

また、水はけの良い土でないとうまく育たないので粘土質の土壌は避け、適した土でない場合は土壌を改良しましょう。

鉢植えの場合は、赤玉土小粒7と腐葉土3の割合で混合した土に植え付けます。これに砂利を1割ほど混ぜ込むとさらに水はけが良くなります。

【植え付け】

植え付けに適した時期は9〜10月頃で苗木が出回るのもこの時期になります。

苗木は花を咲かせやすい「2年生苗」を選びましょう。これは、芍薬の台木に接ぎ木して育ててから“2年目の苗”という意味のものです。

苗木は、根がしっかり張っているものがより良いです。根が丈夫に張っているかどうかは、根元の包みの大きさや葉の大きさで判断するとよいでしょう。

地上の部分が元気だと根も丈夫という事になりますのでなるべく元気な苗を購入するのが綺麗な花を咲かせるコツです。

地植えの場合はできるだけ深く(50センチ程)植え穴を掘り、つぎ木した部分が地面より上に出るように浅く植え付けます。

掘り返した土には腐葉土などを3分の1程混ぜ込んで、苗に被せてあげます。

鉢植えの場合は、根が十分に張らないと地上部が生育しないので大きめの鉢(8号鉢以上)を準備しましょう。牡丹は植え替えを嫌いますので注意してください。

どちらも植え付け後にはたっぷり水をあげましょう。

【水やり】

牡丹は基本的に乾燥に強い植物ですので、地植えの水やりは一般的な樹木と同じで構いません。乾いたら軽く水をあげる程度で大丈夫です。

植え付けた直後は苗が不安定ですので、シャワーの様なもので軽く与えます。育ってきたら葉にかからないように注意して根本に水をかけましょう。

鉢植えの場合は、土の表面が乾いてきたタイミングで水を与えます。こちらも、シャワーの様なもので土全体が湿る程度に与えるのがポイントです。

どちらも、水の与えすぎには注意し育成状況をしっかり観察して判断しましょう。

【剪定】

1年目は花を咲かせず、早い時期に蕾を摘み取ってしまいましょう。

そうする事で自根がしっかりと育ち、長く花を楽しむことが出来ます。

2年目以降は9月の終わり頃、枯れた葉や重なり合った枝を切り落とします。葉脈の部分には花芽がありますので、元部に近いものだけ残し、葉の元となる小さな三角形の葉芽は全てカットするのがポイントです。自然に生えた新しい枝は残しておきましょう。

【牡丹の増やし方】

植物は養水分の吸収力が高まっている時期に傷をふさぐ組織を形成しやすくなっていますので、その時期に接ぎ木を行うことでつなぎ合わせた部分が定着しやすくなります。

牡丹の接ぎ木に最も適した時期は8月下旬〜9月下旬です。植え付ける土の温度が約20℃の頃が良いとされています。

まず、増やしたい牡丹の木から、芽のついた枝を切り離し「穂木」を用意します。

そこに、すでに生長しているシャクヤクの根を「台木」にして接ぎ木します。穂木の切り口と台木の切り口を密着させる様にして接ぎ合わせていきます。

【害虫や病気】

(灰色カビ病)

梅雨の時期には、灰色のカビが生えてしまう事がありますの注意しましょう。梅雨の時期以外でも風通しが悪く、湿気が多いとカビの原因になりますので気をつけて下さい。カビが全体に広がってしまうと枯れる原因にもなってしまうので見つけたらすぐに取り除きましょう。

(アブラムシ)

5~9月によく発生します。アブラムシは増殖が速く、牡丹の栄養を奪い成長を妨げるので、見つけたら殺虫剤で駆除しましょう。

(カイガラムシ)

カイガラムシという名の通り、動く様子があまりないのが特徴です。葉や枝、幹の間についています。排泄物からすす病菌が付着したり、様々な病気の原因となる害虫です。

硬い殻に守られており、殺虫剤が効かない場合もあるので手や歯ブラシで1匹ずつ駆除しましょう。

まとめ

牡丹の歴史や花言葉を知ると、見た目の美しさだけでなくとても高貴で世界中から愛されている花だということが良く分かりましたね。

花言葉にもマイナスなイメージは全くないので、大切な方へのプレゼントにもピッタリです。

牡丹の歴史や花言葉を知ると、見た目の美しさだけでなくとても高貴で世界中から愛されている花だということが良く分かりましたね。

花言葉にもマイナスなイメージは全くないので、大切な方へのプレゼントにもピッタリです。

鑑賞用として今でも様々な品種が作られていますので、桜が終わってしばらくしたら、牡丹を観賞しに出かけてみてはいかがですか?

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