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【星座別】牡羊座の世界を徹底解説!占星術は牡羊座から始まる!

【星座別】牡羊座の世界を徹底解説!占星術は牡羊座から始まる!

「初心者が最初に巡り会いたい『深楽しい』西洋占星術講座に」ようこそ!

今回から、黄道12星座を1つずつ詳しく解説していきます。

すべての星座別・徹底解説のページは、「太陽星座」のみの解説ではありません。

占星術のシステムにおける、牡羊座の世界観や、星座に関する深い知識を解説していきます。

それでは、牡羊座の世界にご招待いたしましょう!

牡羊座の季節

牡羊座は、3月21日~4月19日の間の時間と空間を担当する星座です。


なぜ『時間と空間』という言い方をするのかと言うと、私たちの意識は『時間と空間の中』に閉じ込められているからです。


少し表現を変えると、あなたの意識は、身体という器の中に宿っている、ということになります。

宇宙には時間と空間の概念はありませんが、私たちの人生は常に時間と空間によって支配され、時空間によって幸せもあれば、不幸せも訪れます。

私たちの魂は元々、時空間の影響を受けていなかった存在であるため、この世に身体を持って生きることに違和感を感じます。

その違和感にすぐ慣れる人もいれば、いつまで経っても慣れない人もいるでしょう。

どちらにせよ、時空間の中に存在する、という感覚は、私たちに成長する機会を与えています。

生命の誕生という時間と空間との出会いは、『太陽が牡羊座に入る』時から始まります。

そこから約1ヵ月間の牡羊座の物語は、時空間を取り入れながら、自分自身の歩みを進めていくのです。

牡羊座の世界

牡羊座は、この宇宙と生命の物語の「始まり」です。

表現を変えるなら、「生命力」となります。

特に人間の赤ちゃんは、生まれたての時点では、何もできません。

ですが周りの人に無償の愛を抱かせ、世話をしてもらいます。

赤ちゃんの身体は柔らかく、刺激や衝撃に大変弱く、赤ちゃんのお世話をする人は、出来る限り優しく赤ちゃんに触れることが前提になります。

柔らかくて、脆い生命力の塊のような存在は、生まれたことで、人生の使命を1つ果たします。

牡羊座とは、そんな生命の誕生と、これから物語を進めながら、世界に貢献していく始まりの章です。

また1つの生命が誕生する時、宇宙は惜しげなくサポートをします。

宇宙は空いているスペースにエネルギーを注ぎ、そのスペースが活性化することで、エネルギーが還元するように働くからです。

宇宙のサポートと祝福を受けた牡羊座には、存在そのものの力と、もう1つ大切な要素があります。

それは「勢い」です。

牡羊座の象意には、「主体性」や「自我意識」というものがあります。

私たちが生まれた時の意識は、「この世は自分自身と同じ」という感覚で、距離や時間という概念を持っていません。

自分が動くことで、世界が動くのは当たり前、といった具合です。

ですが徐々に、その意識は変化していくことになります。

自分以外の存在と触れ合ううちに、自分の主体性や自我意識だけが

この世で力を持っているのではないことに気づくからです。

この気づきは、ショックと発見の両側面があります。

とはいえ、これら2つの要素を抱きながらも、牡羊座は、始まったばかりのエゴが勢いよく成長することを止められません。

星座の物語 (宇宙の物語) は、牡羊座という生命力と勢いから始まり、その後の物語へと引き継がれていくのです。

牡羊座のキーワード

12星座にはそれぞれ、その物語と世界観に合ったキーワードが割り当てられています。

牡羊座のキーワードは、「 I AM 」=「私自身」

物語や人生が始まった時、自分以外の比較対象を知りません。

それがゆえに、主体性が活発になるのですが、自分本意や危険を省みないところがあるため、良い意味でも悪い意味でも、「当たって砕けろ」な精神で前進します。

「私という存在」を絶対視しているというよりは、「私という意識」で物事を経験していく、という感じです。

ですので自我意識に焦点が当たり、痛い目を見たり、挑戦することで、生きることとは何か、をスピード感を持って培っていくのです。

牡羊座の支配星

まだ講座は始まったばかりなのですが、少しずつ専門的な知識もご紹介していきます。

星座というスペースには、管理者がいます。

その管理者は天体・惑星です。

それぞれの星座を管理する天体・惑星を『支配星』、または『ルーラー』と呼びます。

『支配する=ルールする』とは、規定したり、定義に従うようにさせる、という意味です。

それぞれの星座に支配星がついている、ということは、星座という部屋に天体・惑星の影響がダイレクトに出る、ということなんです。

牡羊座の支配星は、「火星」です。

火星は、「勝負」や「戦い」の星。

牡羊座の物語は、生まれたばかりの自分と、成長していく自分との競争であり戦いです。

牡羊座の向上心と活動力は、実は火星からもたらされる才能や特徴を表します。

牡羊座は生命力を表しますから、火星が支配星として、後ろ盾にあるというのは自然ですね!

牡羊座とハウス

これまで星座を『国』や『スペース』と表現してきたのは、「ハウス」というものがあるからです。

星座を『部屋』と読んでもいいのですが、「ハウス」と混同してしまわないように表現を変えさせていただいています。

ハウスとは、星座とともにホロスコープを一巡している部屋で、「テーマ」を象徴します。

先ほど星座には支配星がいて、支配星は星座に影響を与える、というお話をしましたね。

今回は支配まではいきませんが、「対応」という意味で、星座とハウスについて解説していきます。

牡羊座と対応しているハウスは、「第1ハウス」または「第1室」です。

第1ハウス (室) に関しても、個別のページで詳しく解説しますが、ここでは牡羊座と関連するキーワードだけをご紹介します。

  • 自分自身、自我意識
  • 自分のイメージ
  • 最初の行動
  • 表現の仕方、自己主張の仕方
  • 勝負、競争意識
  • 生命力、存在としての力

牡羊座にとって第1ハウス (室) は、自分の担当する部屋ですから、『ナチュラルハウス』と呼ばれます。

ホロスコープには、2つの時間の流れがあります。

星座が回る右回りの流れと、ハウスが回る左回りの流れの2つです。

2つの流れは、それぞれの流れで回っているのです。

ですから生年月日・出生時間により、ホロスコープ上に表れる星座とハウスの位置はバラバラになります。

あなたがホロスコープを作成した時、牡羊座と第1ハウス (室) がどの位置にあるか確認してみましょう。

2つが重なっているとすれば、火星が牡羊座に与える影響力と、牡羊座と対応する第1ハウスのテーマがより際立ち、ホロスコープを読み解くヒントになります。

牡羊座と身体の関係

この講座の始めから、あなたと宇宙が『似た者同士』や『相似形』ということをお伝えしました。

この表現は星座にも当てはまり、星座は私たちの身体の部位と対応しています。

牡羊座が対応する身体の部位は、「頭部」です。

自然分娩の出産の際、人間の赤ちゃんは頭から生まれて来ます。

自然の摂理と占星術、そして私たちの身体はちゃんと繋がっている、ということですね。

冒頭で赤ちゃんは『柔らかい』とお伝えしました。

頭が柔らかい状態は柔軟性があり、吸収する力が高いとも言えます。

ですから幼い頃に五感で体験したことは、私たちの記憶の深いところに根差します。

私たちの現実は、脳から生まれたアイディアと、自然との共同制作によって生まれていると言ってもいいでしょう。

「意識」は頭部に操縦席を持つように、占星術では、物事の始まりを牡羊座に置いているのです。

牡羊座と春分点

占星術では、牡羊座を重要視します。

物事の始まりであることはもちろんですが、「春分点」(春分の日) でその年の1年を読み解くからです。

私たちにとって一年の始まりは、1月1日です。

これは私たち人間の都合で作ったもので、宇宙や自然のリズムからはズレています。

宇宙や自然にとっての元旦は、3月20日~21日の春分の日で、「宇宙元旦」とも呼ばれます。

また九星気学では、前年からの気が切り替わるのが、2月4日前後の「立春」です。

何を「始まり」とすればいいのか分からなくなった時、春分の日を思い出してください。

それを知ってか、日本では「年度」は3月末で切り替わりますから、私たちにとって占星術は馴染みやすいかもしれません。

少し春分についての説明が長くなりましたが、春分点・春分の日にその年のホロスコープを作り、1年の流れを読み解きます。

なぜ春分の日が重要かと言いますと、「太陽が牡羊座に入る」からです。

占星術は太陽系の世界であり、太陽が世界の中心。

太陽を基準・中心に、占星術のシステムは稼働しています。

牡羊座はすべての物事の始まりで、太陽が牡羊座に入る春分の日を持って、宇宙のサイクルを読み解くことができるのです。

牡羊座を構成する要素

ホロスコープを読み解く重要な要素として、属性・宮・性の3つを挙げましたね。

牡羊座の3つの要素についても説明させていただきます。

牡羊座の属性

牡羊座の属性は火です。

『火星座』とも呼ばれます。

火星座は、情熱や意志を表し、行動力や成長、向上心に強い繋がりを持ちます。

星座の影響は、個人だけでなく、社会や時代の流れにも影響を与えますから、その時の気分をはじめ、集団意識が行動的になったりと、主体性が強くなります。

その他の火星座は、獅子座射手座で、3つの星座に共通するものは、やはり「情熱」です。

牡羊座の宮

牡羊座の宮は活動宮です。

これまで散々、牡羊座は始まりや勢い、生命力を表すとお伝えしてきたので、そろそろ牡羊座のイメージは定着してきたかもしれませんね。

活動的になるとは、主体的に動く、という意味です。

ですが、時に自分本位で動いたり、無鉄砲に突き進んでしまうのが活動宮のグループ。

その他の活動宮の星座は、蟹座・天秤座・山羊座です。

時に名前と宮がマッチしない時もあるかもしれませんが、システムの要素ですので、覚えていきましょうね!

その点、牡羊座は名前の通りですので、安心です。

牡羊座の性

牡羊座は、男性性の星座です。

何度もお伝えしているように、男性性とは『外に向かって働きかける』性質や役割、働きを意味します。

物語や人生が始まる時、牡羊座は自分の意思で動き、色んな体験をしていきます。

それは男性性の側面からの影響もあるのです。

牡羊座とその他の11つの星座との関係性

占星術は、黄道12星座の物語で、また1つ1つの星座が物語の章であり、変化を表現しています。

私たちの毎日は、気づいていなかったり、意識を向けていないだけで、沢山の物語が生まれ、また終わっています。

そこで、『面白い物語』には、どんな要素が仕込まれているのかを考えると、星座の役割がよく分かるものです。

私たちの脳と心には『現状維持=心地良い』という初期設定がインプットされています。

ですが現実はそうではありませんよね?

占星術では、そのギャップを星座同士の関係性で表していて、その関係性を私たちは人間関係に置き換えることができます。

牡羊座とその他の関係性を考える時、目安になるものは、先ほど説明した3つの要素です。

  1. 火・土・風・水の4つの属性
  2. 活動宮・柔軟宮・固着宮(不動宮)の3つの宮
  3. 男性性と女性性の2つの性

「相性」がどういうものを指すのかは、人それぞれです。

『味方か敵か』という「0か100か」の考え方もありますし、「腹6分」でお付き合いする基準を超えるかどうか、というスタンスもあります。

占星術では、相性というものを色んな角度で読み解くため、一概にベストな相性や最悪な相性というものを決めつけることはしません。

時間が経てば、関係性が改善されたり、悪化したりするのが世の常だからです。

とはいえ、私たちにはホロスコープがあります。

根本的・無意識的に作用する相性を、3つの要素で知ることはできます。

では、まず属性から説明していきましょう。

牡羊座・火の属性とその他の星座

属性別に星座を表現する時、以下のように表現していきます。

  • 火の属性 = 火星座
  • 土の属性 = 地星座
  • 風の属性 = 風星座
  • 水の属性 = 水星座

牡羊座 x 火星座

火星座同士は、仲良くなることも、敵対することもあります。

そういう意味では、牡羊座同士獅子座射手座と強い繋がり or 敵対関係を持つでしょう。

牡羊座(火) x 地星座

火の属性にとって、地属性の星座は、共通点が見つからないので、とっつきにくさを覚えてしまいます。

牡牛座・乙女座・山羊座の3つの星座は、牡羊座からするとちょっと鈍い感じがするのです。

とはいえ、属性的には協調的な関係性ですから、協力関係になることも多く、地に足の着いたアドバイスをもらいたくなる星座と言えます。

牡羊座 (火) x 風星座 

牡羊座にとって、風属性の星座は、一種の憧れを抱かせてくれる星座です。

風属性の双子座・天秤座・水瓶座は、フットワークが軽いだけでなく、意識が広く、最初から周りに自分を含める意識を持っています。

牡羊座はそんな柔軟な星座と関わることで、多くのことを閃いたり、勉強になり、ますます活動的になるでしょう。

牡羊座 (火) x 水星座 

牡羊座にとって、水属性の星座は、最も厄介な相手と言えるでしょう。

火と水の属性の関係性は、『水と油』や『犬猿の仲』のような間柄で、真逆な性質だからです。

ですが水を沸かして炒め物をしたり、お風呂が沸くように、火と水の『融合』はこの世に新しいものを生み出します。

日本ではその神秘性を、「火と水を合わせると神になる」と表現していますし、風水では風の要素を加えて「火風水 (ひふみ) 」という三位一体の概念もあります。

水属性の星座である蟹座・蠍座・魚座は、牡羊座のペースを乱すことが多いかもしれませんが、時に最高の化学反応を起こす相手でもあるのです。

牡羊座 (活動宮) と柔軟宮・固着宮 (不動宮)

属性とは別に、宮の影響により関係性のありようが変わります。

3つの宮は、「トリプリシティ」といって、星座を3つの分類をするシステムです。

宮は、星座毎の性格や雰囲気ではなく、自然のサイクルの3つの流れを役割として持っています。

  1. 活動宮 = 始まり
  2. 柔軟宮 = 変わり目
  3. 固着宮 (不動宮) = 定着

生命活動は、常に生まれ変わることで変化し続けています。

始まりと終わり、そしてその境目という3つのポイントを星座に落とし込み、占星術の緻密さはより高くなるのです。

牡羊座 (活動宮) x 活動宮

牡羊座以外の活動宮の星座は、蟹座・天秤座・山羊座の3つの星座。

火星座同士のように、お互いに刺激を与え合う関係性です。

ただ蟹座は水属性、天秤座は風属性、山羊座は地星座のため、牡羊座の『火的』な熱意がそのまま押し通るか、と言えばそうではありません。

活動宮はあくまで、主体的・能動的な働きかけのスタンスが活動的なのであって、生き方や考え方までが、情熱によって突き動かされるわけではないのです。

牡羊座 (活動宮) x 柔軟宮

柔軟宮の星座は、双子座・乙女座・射手座・魚座の4つ。

牡羊座にとって、柔軟宮の星座は、協調関係でありながら、ズレを感じてしまう相手になることが多いです。

発想が柔軟であったり、言動が軽いことで、牡羊座を後押ししてくれます。

活動宮のところでもお話した通り、それぞれの属性や星座本来の役割の違いによって、それぞれの星座との関係性は変わります。

牡羊座 (活動宮) x 固着宮 (不動宮)

固着宮 (不動宮) の星座は、牡牛座・獅子座・蠍座・水瓶座の4つ。

属性の火と水のような関係ではありませんが、牡羊座にとって固着宮 (不動宮) は、足を引っ張られたり、ペースを乱される感覚になりやすいかもしれません。

程度にもよりますが、腰を据えたい、固定する意識が強い人を目の前にすると、牡羊座は『動きながら考えて欲しい』と考えてしまうからです。

属性と宮の違いは、内面的な動きと、外面的な働きかけが一致するとは限らず、人との関係性が多様になって当たり前、ということを教えてくれるのです。

宮の違いや関係性は、アスペクトの解説講座の際に、改めて詳しく解説させていただきます。

占星術用語を交えながら、1つの星座に対し、その他11つの星座の関係性を説明させていただく予定です。

2極の性と星座の移り変わりについて

牡羊座は男性星座で、両隣に面している牡牛座と魚座は女性性座です。

2極とは対極を意味しますから、星座は両隣と相反する働きを持っていることになります。

またホロスコープは12星座を一巡するため、1つの星座は「前の星座に反発する」という面を持っています。

後の講座でサビアンシンボルについて解説しますが、サビアンシンボルについてもこの性質は適用されます。

牡羊座は、魚座という目に見えない世界や、世界の完成形をやり直し、また1から赤ちゃんから物語をスタートさせます。

そして次の牡牛座は、牡羊座の外へ働きかける意識から、内面への意識を強める、という流れが出来上がります。

牡羊座の生命力は、男性性の働きかけと、火の属性、活動宮という性質、そして火星の影響力が相まって、勢いを増していくのです。

牡羊座を客観視するのは?

私たちは、人との繋がりの中、つまり関係性の中に自分を見出すことができます。

特に「自我意識」がテーマとする牡羊座には、『他人の中にある自分』を見つけることは大変ありがたいことです。

それを認めるか否か、は本人次第ではありますが、占星術においてこの「客観視」がしやすくしてくれる星座があります。

それは「真反対に位置する星座」です。

牡羊座の正反対にある星座は、天秤座。

男性性と女性性のくだりで、『二極性』の働き重要性について話しましたが、この正反対の性質で客観視するということも、大変重要になります。

なぜなら真反対にあるものは、『目につく』からです。

その気づきは、他人の中にあって、自分の中に無いモノを見つけた時に抱く、嫉妬や焦り、恐怖などの感情、コンプレックスや劣等感かもしれません。

これはすべての星座に当てはまることです。

天秤座は7番目の星座で、6つの星座の後に来る、『後半の始まり物語』。

牡羊座は成長していくにつれ、意識が広がっていき、世界を自分のフィルターだけで見ることができないことを学んでいきます。

ですから天秤座は、未来の牡羊座の姿として見ることもでき、牡羊座にとって最も素晴らしいお手本となるのです。

占星術のシステムには、こういった逆転現象がよく起こります。

それは善悪ではなく、「宇宙の働き」の中に組み込まれている原理です。

牡羊座を深く知ろうと思った時は是非、真反対の星座である天秤座を参考にしてくださいね!

牡羊座と数秘【1】

星座は数秘術とも関係があります。

数秘術とは、1~9の数字には宇宙の原理が表現されていて、数字によってあらゆるモノの本質が分かる、というものです。

大抵のモノは数字に変換できます。

そもそも数字とは「情報」です。

ホロスコープもまた、あなたの魂の計画書を、あらゆる要素 (情報) で集めたもので、数字も関わってくるということ。

占星術を学んでいくと、自然に数秘についても興味が沸くと思いますので、ここで少しだけ数秘にも触れておきますね!

牡羊座は12星座の1番目の星座であり、数秘1の意味合いを持ちます。


数秘1には、以下のような意味があります。

  • 主体性、自分本位
  • 個人主義、独立、孤独
  • 好戦的、支配的
  • 始まり、第一歩
  • 力強さ
  • 独創性

元々の占星術に、キリスト教やユダヤ教、神秘主義の影響が加わることにより、オカルティックな要素も加わるようにもなりました。

ですが数秘はオカルトではなく、科学的でもあり、また霊的な意味合いを持ち、占星術・星座にもその影響を見出すことができます。

1という数字は、自分1人で立ち、世界と1対1で向き合う、という孤高の数字です。

生まれたての牡羊座は、数秘1をそのまま具現化したような存在であり、すべての始まりであるということが分かりますね!

牡羊座とタロットカード

先ほど占星術にオカルティックな要素が加わる、という話をしましたが、タロットカードはその要素の1つです。

タロットカードは元々、単なる貴族のカードゲーム (トランプ) に過ぎませんでした。

ですが神秘主義の影響を受け、今日のようなスピリチュアルな立ち位置に発展しました。

占星術の方が歴史が長く、タロットカードが占星術の要素を取り込んだので、タロットカードから占星術の要素を見出すことが出来るのは自然のことです。

牡羊座に対応タロットカードは、「皇帝 / エンペラー」です。

皇帝のカードの意味は、以下の通りです。

  • リーダーシップ
  • 権力、責任、支配
  • 行動力
  • 父性
  • 安定 etc

皇帝のカードは、タロットカードの大アルカナ22枚の中で4番目のカードで、火の属性をも表しています。

牡羊座が第1ハウス (室) に対応しているように、牡羊座はタロットカードでもその役割を持っています。

占星術に慣れ、多くの知識を得た後、タロットカードを使ってホロスコープに対応させると、更にあなた自身の特性や能力を発見することができます。

特に霊的な意味合いを強く持つ『トート・タロット』は、目に見えない世界や霊的な働きを多く教えてくれます。

講座が進み、内容が整理された頃に、番外編としてタロットカードを使ったホロスコープ解釈をするかもしれませんので、お楽しみに!

牡羊座は自然の理、世界、人生の始発点

今回は牡羊座の全貌について、詳しく解説させて頂きました。

占星術は沢山の要素から出来上がっていますが、その1つの要素として星座があり、牡羊座を語らずに、占星術は成り立ちません。

この世界の始まりは、生命力の誕生であり、命の灯が発展することにより、周りの火の相互関係によって炎という力強く、広い範囲を照らしていきます。

それは自分以外の存在に力を与えることを意味します。

通常『牡羊座』というと、「太陽星座」としての牡羊座を連想します。

ですがこの講座では、占星術そのものの理解を深めていただくため、そのような解説は天体の太陽の部分で解説させていただきます。

始まりが分かると、その続きが知りたくなり、進めていくと物語の結末が知りたくなるものです。

物語は一時的に終わったとしても、また新たな物語に火をつけるでしょう。

それは私たちの命に備わっている、牡羊座的な働きです。

次回の牡牛座の講座も、今回のように色んな角度から解説していきますので、是非楽しみにしてくださいね!

長くなりましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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