【星座別】山羊座の世界を徹底解説!仕組みが世界を完成させる!

「初心者が最初に巡り会いたい『深楽しい』西洋占星術講座に」ようこそ!

今回は黄道12星座・星座別解説の第10弾として、山羊座の世界を解説させていただきます!

すべての星座別・徹底解説のページは、「太陽星座」のみの解説ではありません。

今回も占星術のシステムにおける、山羊座の世界観や、星座に関する深い知識を解説していきます。

それでは、山羊座の世界にご招待いたします!

執筆者GYPSEE

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山羊座の季節

山羊座の時空間である季節は、12月22日~1月19日の間です。

この季節は長い冬の始まりであり、自分の城を築くことによって、世界と対等の関係性を結ぶことがテーマになります。

山羊座は射手座で収集し、消化した体験を『具現化』することに精を出します。

この作業は、地星座の最終段階である山羊座だこそできる仕事です。

冬は単に雪が降ったり、世界から音が鳴り止むだけではありません。

次の循環に向け、あらゆる生命活動は『一時的な停滞』を選びます。

宇宙の原理は、常に変化し続けることにありますが、時に停滞はその変化を促進させる準備段階。

外界の変化や影響を耐え忍ぶ以上に、知性と情緒、そして精神性を『熟成』させることが、冬に行うべきことです。

それは『冬眠』や『内省』という言葉に置き換えることができますが、山羊座は更に、『世界を投影した自己の世界』を地道に築いていきます。

冬眠や内省が最も深まる時、私たちは内面に意識を向けざるを得ません。

それは他者との分離ではなく、全体性との繋がりを見据えた「存在」の『確立』です。

リアル過ぎる例を出すなら、土地を購入した際には、必ず市役所に申告しなければなりませんし、会社であれば投機を申請しなければいけません。

これらの行為は、自分のテリトリーの確約や、他者と対等に交渉のための陣地作りと言えます。

現実では、目に見えるもの、特に『物質的価値』に信用が与えられます。

それは感情的な信頼ではなく、『条件付き』の約束です。

山羊座とは、物質的な条件を受け入れる器が整った星座で、自らも条件やルールを作り、自身の存在感と影響力を高めることを原動力にします。

なぜ、山羊座がこのような動機を持つに至ったのかと言いますと、射手座までに培った体験で、『自分の世界を構築する可能性』を見出したからです。

それは単に自尊心を高めたり、他人よりも優位な立場を目指そうとするからではありません。

山羊座の「自己実現」は、あくまで社会的・大きな枠組みで達成することを目標とし、世界の仕組みを再現することが必要だ、という結論に至りました。

冬という季節は、山羊座が地道に城を築き、春になる頃には「国」にまで発展させるための準備期間。

これまでの成長が実を結び、山羊座は強靭な体力と精神力を手に入れました。

そして山羊座は、世界に自分の居場所という、他者を受け入れることができる空間を創造していくプロセスを進めていくのです。

山羊座の世界

山羊座の世界観を一言で表すなら、「構造」です。

他の言葉では「システム」や「構築」、「土台」という風に言い換えることができるでしょう。

山羊座の頭脳は、『体系化』や『組織作り』といったことができるまでに発達しました。


それは同時に、感情を『最適化』することでもあります。

この世界では、思考と感情はバランスを取ることで、新たな創造を行うことができますが、山羊座は敢えて、理性を優先させることにしました。

それは商品や建築物などを造ることを先行させ、その後に生まれて来るであろう感情に期待しようとするからです。

このような表現を並べると、山羊座が感情を失くした『冷徹』な印象を持たれるかもしれません。

ですが先ほど、『敢えて』理性を優先させることにした、とお伝えしたように、山羊座は心の奥に感情をしまい、煮詰めるような性格なのです。

射手座の物語では、可能性を理性で受け止め、代謝の良いレスポンスを与え受け取ることで、『即自的』、または『反射的』な感情を味わいました。

そこで感じたことは、一時的な感情に合わせた理性では、外界に振り回されてしまう、ということです。

山羊座の世界には、緻密にプログラムを組んでいく、地道で泥臭い、誠実さが満ちています。

それは決して、情熱的・感情的に振る舞うことが品が無い、ということではありません。

ただ物質世界で更なる自己実現を確立するためには、一時的に感情を抑制することを選ぶ必要があったのです。

それは自然の流れであり、山羊座が冬を乗り越えるためには必要なことでした。

感情を優先させることで、食料が底をついたり、身の危険を招くような行動をし、自分も周りも傷つけてしまう恐れがあります。

角度を変えれば、山羊座が「構築すること」に意識を向けるのは、あらゆるリスクに対する恐怖を抱いているからかもしれません。

冬を乗り越えることができるのか?

この世界で、自分はどのような存在であればよいのか?

これらの悩みは、山羊座をより理性的にさせ、自分と周りを守り、世界を受け入れられる環境を作ることを促すのです。

そして山羊座の世界は、ある意味で「支配」や「統治」といった言葉にも繋がります。

苦労して築いた城が容易く壊されては、これまでの苦労が水の泡になる以上に、世界に生かされていることに対する責任が果たされません。

山羊座は、内的にも外的にも戦っていますし、その堅実さが世界により実りを与えます。

理性と感情は相殺できるものではありません。

ただ山羊座は、目に見えない世界の働きの凄みを予感しているからこそ、強固な守りが必要だと確信しているのです。

山羊座のキーワード

山羊座こそ、「真面目」や「努力」、「慎重」といった言葉が似合います。

『長期的なプラン』を着実に、段階的にこなし、また「適材適所」を配分することにも長けているのが山羊座です。

よく職場やビジネスで、「人を使う」という表現が見聞きされますよね?

これは決して人を「物扱い」しているわけではなく、『ポジション』や『機能性』という意味で、人の役割や立場を扱っているだけです。

ただ、聞こえや響きが悪いのは確か。

この感覚こそが、山羊座が持たれる印象と言えるでしょう。

分かりやすく言えば、『管理職のお偉いさん』でしょうか。

色んな星座が社長や経営者になる素質を持っていますが、山羊座ほど管理職が似合う星座は居ません。

なぜなら山羊座は、「組織作り」にある種の喜びを感じるからです。

それは『使役』や『軍隊』といった縦社会を好むからではなく、人と人との連携により、物事が進み、結果を出し、現実的な変化が目に見えるに他なりません。

山羊座のキーワードは、「 I USE 」=「私は使う」

先ほど「人を使う」という表現について、角度を変えた解釈をお伝えしましたね。

『Use』という英語の動詞には、① 使う、② 能力を働かせる、という2通りの意味があります。

更にこんな解釈を付け加えることで、山羊座の全体に働きかける姿勢がよく分かります。

人間の使命と罪

人間の使命とは、自分の能力や才能を活かすこと。

人間の使命とは、他人の能力や才能を活かすこと。

人間の罪とは、自分の能力や才能、可能性を諦めること、放棄すること。

人間の罪とは、他人の能力や才能、可能性を害すること、見失わせること。

これ解釈は、キリスト教の『原罪的』な解釈ではありません。

もっと人間的で、リアルで、親しみを覚え、胸に突き刺さるような解釈ではないでしょうか?

つまり山羊座は、感情を一旦抑えてまで、自分と他者の能力や可能性を発掘することを意識しているのです。

山登りは、山頂があると分か
っているからこそ、登り続けることができるはず。

山羊座はチーム戦や構造作り、計画を練って実行に移すことを得意とする星座です。

山羊座の功績は、仕組みやシステムを作ることで、多くの人が感情的にならずに済み、淡々と計画を進めることができることにあります。

あらゆる創造は、1度形を作り、世に送り出さなければ反応を得ることができません。

山羊座は真面目で誠実、責任感があるからこそ、理性と物質の執着に焦点を当て、その先の世界が見れることを確信しているのです。

山羊座の支配星

山羊座の支配星 (ルーラー) は、土星です。

土星は「現実化」や「制限」、「責任」、「人生の手応え」、「収縮」といった象意を持つ天体。

先ほど、山羊座が『管理職が似合う』と表現したのは、土星の影響が非常に強いです。

土星と木星は正反対の象意・役割・働きを持ち、木星が拡大を推し進めるとしても、土星が制限をかけ、太陽系のバランスを取ろうとします。

太陽系10天体の中で、まさに土星は管理職なのです。

また土星は『苦手意識』を意識に上げ、乗り越えることを私たちに求めます。

もっと言えば、私たちに苦難の意味を知ることで味わえる、『人生の醍醐味』を体感して欲しいと願っています。

それは山羊座も同様で、システムや仕組みはいわゆるAI的で、すべて合理化され、感情がつけ入る余地はありません。

これは決して、人生は苦しまなければならない、という意味ではなく、喜びを体験すれば、『その体験を支える陰の部分』がもれなくついて来る、ということです。

そういう意味では、土星や山羊座は『悪役』を買って出るような、損な役回りかもしれません。

ですが土星にも山羊座にも、ちゃんと愛があります。

それはまるで、頑固おやじの不器用で、健気な、我が子を見守り続けるような愛です。

『分かってくれなくてもいい。でもいつかその時が来ることを待ちたい』という生き方が、土星と山羊座の真面目さと不器用さと言えるでしょう。

だからこそ、山羊座は気を長くして計画を練り、春の訪れまで耐えることができるのです。

そして土星は「時間」を司る天体であり、この世の体験を実りあるものにするために時間を使います。

時間という『概念』と『変化と結果』があるお陰で、私たちはある種『危機感』を覚え、その時々に起こることに向き合い、対処することになります。

とはいえ、私たちは時間を区切っても、その時間を有意義・効率的に使うことができない時があります。

例えば、あなたが8時間労働で働いているとしましょう。

本来ならあなたは、6時間で仕事を終えられる能力があります。

ですがあなたは8時間という基準に合わせて、時間を引き伸ばして使ってしまうことがあります。

それは無意識的なことで、他人から指摘されたり、自身で深い内省をしなければ気づくことができません。

このことをビジネス界では、「パーキンソンの法則」と呼びます。

アルバート・アインシュタインが、「時間は相対的である」と提唱したことは有名ですが、そもそも時間とは何か?ということまでを突き詰める大事です。

時間とは物質世界を構成するために用意された、一種の制限であり、制約です。

時間があることで、物事には流動性がもたらされ、プロセスを経て結果が生まれます。

時間が存在しなければ、原因と結果は同じ領域にあるため、可能性に留まってしまいますから、土星の働きはこの世界にとって大変重要なのです。

時間によって、あらゆることに制限・制約がつく代わりに、私たちは効率化や達成感というものを手に入れました。

私たちに寿命が無ければ、星座の物語さえも必要無かったでしょう。

時間が現実を作る核となり、星座を回し、私たちを物質世界で成長させることを促します。

これは宇宙がもたらす試練であり、愛でもあるのです。

宇宙は愛には色んな表現方法があり、時には耐え忍び、自分の影も認めなければならないことを、土星と山羊座は教えてくれているんですね。

山羊座とハウス

山羊座が対応するハウスは、第10ハウス (室) です。

言い換えるなら、第10ハウス (室) が山羊座の『ナチュラルサイン』。

ハウスについては、後の個別のページ深く解説させていただくとしても、山羊座と第10ハウス (室) の関係性だけをピックアップしていきます!

第10ハウスのテーマは、以下の通りです。

  • 天職
  • 商売

  • 名誉・不名誉、名声

  • 決定、決断・裁定

  • 権力・権威

  • 身分、役目

  • 素質

  • 母 etc


第10ハウス (室)は社会性に関する部屋で、『家庭や家族』を表す第4ハウス (室) と対になる部屋です。

心や身内に対する感情を管理する蟹座が、第4ハウス (室) に対応するため、第4ハウス (室) のキーワードが『母』でないと筋が通らないように思えます。

これは何とも解釈が難しいところですが、結論をお伝えするのであれば、『母なるもの』によって私たちの人生は始まり、そして終わりに迎えられます。

私たちは何も持たずに生まれて、多くを知り、多くを持つことにはなるけれども、それは一時的なもの。

最後にはすべてを残し、経験だけを持ち帰るというのが、魂の世界への回帰です。

第10ハウス (室) は、物質世界での経験が極まる段階で、山羊座の女性性の働きは、内面の世界と外側の世界を直結させます。

この道筋は、自己と世界の責任という形を作り、山羊座は仕組みやシステムを再現するのです。

社会性に強い意識を向ける山羊座は、『積み重ねること』で、信用を獲得する星座。

山羊座は、自己と世界を繋げることに成功はしましたが、この繋がりによって、新たな制限が生まれてしまいました。

それは「意識の分離」です。

目に見えない世界の仕組みの再現を試みた山羊座ですが、かえって表面的な印象や評判、評価が目立つようになりました。

それすらも宇宙の計画の1つではあるのですが、山羊座は意識が分離を起こし、再度、全体性に意識を戻さなければならないことを承知しています。

なぜなら魂が本当に望むものは、葛藤や分離を経験した上での『自己と他者・世界との融合』だからです。

そのためには、山羊座が成し遂げる社会的な経験がどうしても必要になります。

何を言われようと、どのような評価をされようと、それを耐え得るのは女性性を超えた『母なる働き』です。

忍耐という意味では、『働き盛り』という言葉は、女性的な働きを指します。

山羊座がこの世を極めようと城を築くのは、支配し続けるためではなく、頂きを経験した後に来る、「破壊を通して生まれる創造」のため。

これまでの10つの星座までは、大地に根差した生命活動であり、物質を使いこなすための長い道のりであり、計画です。

そのため山羊座が対応する第10ハウス (室) のテーマの多くは、「いつかは失われるもの」ばかりなのです。

山羊座と身体の関係、

星座は、私たちの身体の部位と対応しています。

山羊座が対応する身体の部位は、「 骨 」と「 膝 」です。

全身を巡るのは水分や体液、神経だけではありません。

身体の土台は、筋肉ではなく骨ですから、山羊座の象意がピッタリ当てはまりますね。

また射手座が対応する「大腿部」は、膝が無ければ駆動できません。

山羊座は管理職的な立場に相当する、とお伝えしたように、傍目からはその絶大な影響力が動く様子が分かりません。

ですが内部では緻密な動きをし、全体の動きに関与するのが山羊座の働き方。

山羊座が内部構造をしっかりと築くからこそ、全身は動き、傍から見えてもその運動が手に取るように分かります。

そして骨は耐久力を表すため、固くなければいけません。

それは態度や仕草、表情にも表れ、山羊座の堂々とした威厳に繋がります。

とはいえ、私たちは年を重ねる毎に、『骨密度』が減っていき、身体能力に陰りが見えて来るのが世の常。

山羊座は『諸行無常』を物質的に表す星座でもあり、物には役割があり、必ず衰えを見据えなければいけません。

そのことを踏まえた上で、山羊座は身体という城を守る骨であり、物質世界を構成するあらゆる仕組みやシステムに通じる星座なのです。

山羊座と時間の流れ

宇宙と占星術の大きな流れは、山羊座で4度目の節目を迎えます。

3月の春分、6月の夏至、9月の秋分に続き、山羊座の物語は12月末で『冬至』を迎えたタイミングで始まり、物語はクライマックスに向けて加速していくのです。

星座の物語は、器という物質に感情を入れ、体験を味わうことで成長していき、最後には器から離れるという、私たちの人生そのものと言えます。

冬と陰の時空間は、暗く、重いものですが、これまで軽さと明るさの体験の『対』になる体験です。

私たちのカレンダーは『太陽陰暦』というもので、太陽の動きに基づいて設計されたスケジュール。

太陽が地球から最も遠ざかる、冬の季節を乗り越えるために、山羊座の仕組みや頑丈さが必要になります。

現代では自動販売機に始まり、メール、インターネット、パーキングエリア、オートロックなど、『自動化』によって社会が成り立っていますね。

人も物も多くなり、整備が必要となった時、それに応えるためのマンパワー (労働力) は、人の手ではまかない切れません。

そのため山羊座が象徴する仕組み化やシステム化が、無駄を出来る限り無くし、人の手を加えるものだけに、時間と手間を割けるようになりました。

知識を超えて、知恵を使うことで社会を成り立たせること、また本来集中すべきものに着手するために工夫することが、山羊座の狙いなのです。

私たちが常に意識している『人間の時間軸』の影響で、冬至が訪れる時は、心身ともに休めたくなるもの。

もちろん年末年始に関係無く働き続ける人もいますが、『集合的無意識的』に言えば、人間はカレンダー通りに動くため、1年を安心して締め括りたいのです。

今回の講座で何度もお伝えしていますが、10番目の山羊座の段階で、物質的な成長の完成を迎えます。

それは時間と空間に縛られ、支配されている人間の概念にも当てはまり、その後やって来る精神性と魂の経験を成就させるための物語。

冬至が訪れる時、宇宙のサイクルが本詰めを迎え、物質への執着と決別するための準備が静かに始まります。

本来の宇宙のサイクルは、次の春分点にてリセットされますから、ここからの約3ヵ月は怒涛の変化の連続が待っているのです。

山羊座を構成する要素

山羊座を構成する、属性・宮・性の3つの要素について解説していきます。

属性別に星座を表現する時、以下のように表現していきます。

  • 火の属性 = 火星座
  • 土の属性 = 地星座
  • 風の属性 = 風星座
  • 水の属性 = 水星座

山羊座の属性

山羊座の属性は、土で、山羊座で地星座の最終段階を迎えます。

これまで山羊座が物質世界を極める、というお話を色んな表現を使ってお伝えしてきました。

土とは、物質・器という目に見える物を表すとともに、固定・定着という働きをも表します。

土星座としての山羊座は、この2つの側面で世界を支え、骨組みを作る役割を果たしているのです。

それは理性的であり、合理的であり、建設的な在り方で、まるで更地からビルを建設するようなイメージが最適と言えるでしょう。

土は理性によって固められ、感情によって柔らかくなる、という性質を持っています。

また熱によって膨張し、冷気によって収縮をするため、他の火・水・風の属性から多くの影響を受けながら、土は出来る限りの現状維持を試みます。

山羊座の土の働きとは、『鉄壁の城』であり、居場所を守るための骨組み、心に安らぎのための守りを「具現化する」ことなのです。

山羊座の宮

山羊座の宮は、活動宮です。

固定・定着させることは、決して「停止」することではありません。

宇宙の原理である、「変化し続けること」に沿って、山羊座は『固める』という働きをし続けます。

私たちの全身に神経が駆け巡っているように、山羊座は常に活動的で、エラーやミスをいつでもチェックするのです。

もしこのシステムが滞っていたり、不定期に行われるとすれば、城は簡単に滅びてしまうでしょう。

イスに座りながら、常にモニタリングをし、適材適所で配置した多くの役割を働かせることで、山羊座は全体の平和を実現し続けていきます。

山羊座の在り方は、『攻撃が最大の防御』というようなもので、常に真面目で厳しくあることで、綻 (ほころ) びが生まれるのを最大限防ごうとするのです。

山羊座の性

山羊座は、女性性の星座・女性星座です。

この世に生まれて来る生命が、必ず『母なるものの働き』によって誕生する、というお話をしましたね。

山羊座は『内的な構造』をデザインする星座で、計画を進めたり、結果が出るまでに長期間待つことを得意とします。

その在り方は、女性性の働きそのものです。

射手座は外で狩りをするように、目につくものすべてに手をつけ、吸収して持ち帰りました。

それは男性性の働きですから、今度は吸収したものを消化することが、女性星座の山羊座の仕事になります。

山羊座によって、物質世界での「二元性」の働きが極められ、城を築き、自然の猛威を防ぐだけでなく、より発展的で効率が良い社会が出来上がりました。

それは、受容性によって世界をあるがままに受け入れ、対応した結果です。

内側で常に稼働し続ける働きを簡単に表すなら、休みも給料も無い主婦になるでしょうか。

外で動き回ることだけが、仕事でも社会貢献でもありません。

山羊座という威厳は、実は女性性の働きによって支えられているのです。

山羊座とその他の11つの星座との関係性

山羊座の意識は、『世界と対等に渡り会うための仕組み作り』です。

この意識が至るところに存在するからこそ、小さなコミュニティや、中規模、大規模なコミュニティがあり、全体の社会が成り立っています。

そのためには『計画』、『建設』、『真面目』、『時間』、『伝統』、『守る』などの様々な要素を調整し、仕組み作りを実現することが必要不可欠です。

山羊座はその他11つの星座と連携し、この世界と星座の物語が実を結ぶために働きます。

物事を成し遂げる山羊座の力は、常に他の星座に感化され、刺激されることで、より確実性が増すことは事実。

ですが山羊座は、星座全体を牽引し、まとめ上げる役割も担っています。

山羊座の属性とその他の星座

山羊座 (土)  x 火星座

火星座は、牡羊座・獅子座・射手座の3つです。

山羊座にとって情熱とは、『内に秘めておくもの』という捉え方をします。

ですから山羊座は、火星座から活力をもらうのですが、表面的にはあまり出しません。

山羊座が単に恥ずかしがり屋であるとか、感情的になることは恥である、と考えているわけではありません。

それは山羊座が、時と場合を弁 (わきま) える以上に、理性を優先しているからでしょう。

牡羊座と獅子座の自意識に関する関心と動きは、山羊座に統率力を高め、射手座の柔軟さとストイックさは刺激になります。

とはいえ、全体を取りまとめるのが山羊座の役目ですから、山羊座が時に厳し過ぎることで、火属性との関係性は乾いたものになるでしょう。

地にいくら熱を与えても、膨張率が高まるだけで、土を蒸発させることはできないからです。

必要なことは、『緩急』や『オンとオフ』の切り替えと、十分な説明、そして最適なタイミングで気配りをすること。

火は燃え続けますが、必ずその勢いが鳴り止む時が来ます。

山羊座は冷静にそのタイミングを待つことができるのです。

山羊座 (土) x 地星座

山羊座以外の地星座は、牡牛座乙女座の2つです。

山羊座は地星座の最終段階ですから、牡牛座と乙女座の気持ちが良くわかります。

ですが理解できることと、同じ目線に立つことは別です。

山羊座は、体感を大事にする牡牛座には、適度な刺激やアドバイスを、分析や整理に意識を向ける乙女座には、幅を持たせることを教えます。

反対に山羊座は、その時・その場で捉えられる感性を牡牛座から、1つひとつの作業やプロセスを確認する重要性を乙女座から、改めて教わるのです。

何事も『慣れ』によって判断が鈍ったり、目線を相手に合わせることを怠ることで、ミスや失敗が生まれてしまいます。

上に立つ者や、全体を取りまとめる立場にある物は、現場のことを最も理解していなければいけません。

一般論や机上の空論よりも、実体験が遥かに説得力があるからです。

山羊座は『初心に返る』ことを土台としながらも、時に自分と全体が同化してしまうことで、過去の自分を忘れてしまうことがあります。

それは自動化や仕組みを作り出した当事者だからこそ、陥るジレンマと言えるでしょう。

地星座同士は連帯感が強いため、争いや対立することがあったとしても、時間をかければ必ず安定した状態に戻ることができます。

ただ大きな直下型地震のような亀裂が生じた際には、和解までの道のりは長くなるでしょう。

亀裂を埋めるものは、新しい要素や時間、互いの成長だからです。

山羊座 (土) x 風星座 

風星座は、双子座・天秤座・水瓶座の3つです。

風の属性は、自然の恩恵を運び、エネルギーを回すことで、大地に多くの恩恵をもたらします。

ですが時に土を動かし、地形までも変えてしまうこともあります。

自由や解放といった強い意志がある時、大地でさえも動かされてしまうのです。

双子座はあらゆることを試し、見聞を広めることを生き甲斐とし、山羊座に多くの情報を与えます。

天秤座は空間デザインや美意識に関する感性や気づきを与えてくれる存在。

水瓶座は構築したものを崩してまで、犠牲になったものを救い出し、本来の理想を再び具現化しようとする意識を教えてくれます。

これらの風星座たちは、山羊座にとって少し手に負えない相手ではありますが、それは山羊座が、現状を維持しながら発展しようとする性質が原因です。

現状維持は安心と安全を約束しますが、その働きを実現するために、犠牲や我慢が必要とされることもあります。

風星座は、土の中に埋まっているかもしれない自由を見つけ、地盤をひっくり返しかねません。

また1度固めたプランや土地は、なかなかやり直しが利かないので、土星座は風のエネルギーが強まることを恐れることがあります。

特に水瓶座は、山羊座にとって、星座の役割・属性・宮・性の働きすべての要素で、『ちゃぶ台返し』をしかねない相手で、対立関係や意思疎通が難しい関係性と言えるでしょう。

『ジェネレーション・ギャップ』は、山羊座と水瓶座の間で起こる、抵抗や摩擦にピッタリの言葉です。

とはいえ、現実世界で最も地に足がついているのは山羊座。

山羊座の日頃の言動や振る舞いが、ちょっとやそっとの風の揺らぎを和らげるでしょう。

山羊座 (土) x 水星座 

水星座は、蟹座・蠍座・魚座の3つです。

風が土を動かす力があるように、水も土を押し流してしまうほどの力を秘めています。

水星座は、山羊座に感情で訴え続けることで、結果的に事態や状況を変えさせることができる星座たちです。

蟹座は内面性を刺激し、蠍座は相手の立場を汲み取り、代弁し、魚座はすべてを終わらせる意識変容をもたらします。

山羊座は感情を捨てているわけではありませんが、奥に秘めているからこそ、感情に強く訴えかけられることが弱点であり、また関係性の改善の鍵になるのです。

とはいえ、水にとって土は、あらゆる生命にとっての楽園であり、世界が豊かになるための土壌。

水星座たちは深層心理だけでなく、集団的無意識にもアクセスするため、組織を大事にする山羊座にとっては無くてはならない存在です。

常に責任感や緊張感を抱えている山羊座に対して、水星座たちは、山羊座が内に秘めている感情や情緒を汲み取るだけでなく、和らげ、癒します。

理性を優先する山羊座にとって、『暗黙の了解』や『阿吽の呼吸』ができる水星座は、絶大な安心感を与えてくれるからです。

水星座は、目の前の相手の感情を瞬時に読み取ったり、何も言わないまま、気遣いや包容力でその場を和らげます。

どのような場であっても、すべての属性はお互いにとって、刺激や毒、安心や活力を与え合う関係性を結ぶ可能性があります。

山羊座は決断力を持っていますから、理性的で、正しくあり続けることに疲れた時、水星座は本当に救いとなるのです。

山羊座 (活動宮) と活動宮・固着宮/不動宮

占星術的なシステムについては、何度も同じ表現を繰り返しますが、それはあなたに「いつの間にか覚えていた!」という感覚を掴んでいただきたいからです。

3つの宮は、「トリプリシティ」といって、星座を3つの分類をするシステムです。

宮は、星座毎の性格や雰囲気ではなく、自然のサイクルの3つの流れを役割として持っています。

  1. 活動宮 = 始まり
  2. 柔軟宮 = 変わり目
  3. 固着宮 (不動宮) = 定着

山羊座 (活動宮) x 固着宮 (不動宮)

固着宮 (不動宮) の星座は、牡牛座・獅子座・蠍座・水瓶座の4つです。

動きが少ないように見える山羊座は活動宮ですから、常に動いています。

ですから山羊座は、固着宮 (不動宮) の星座たちに役割を与える立場になることが多いと言えるでしょう。

星座の順序で言えば、牡牛座・獅子座・蠍座の上に立ったり、助言を与えることがあります。

水瓶座は山羊座の次の段階であるとともに、革命や既存のものを脱却することに意識を向けているため、山羊座とは反りが合わないことがあるでしょう。

とはいえ、すべての星座たちはお互いに刺激し合い、補う関係性にあります。

固着宮 (不動宮) は決して動かないのではなく、最善のタイミングで動き、じっくりと物事を運びます。

このような動き方や働き方を分かれば、山羊座にとって強力なサポーターになりますし、山羊座は高い評価と信頼を抱くことは間違いありません。

山羊座がその他の星座たちと距離が出来る時は、山羊座が敢えて遠くから静観する時と、支配や誘導をすることによって、相手から反発を受ける時です。

固着宮 (不動宮) の星座たちは、我慢を重ねやすいため、思わぬタイミングで反発をすることがあるので、日頃の言動や立ち振る舞いに注意が必要になるでしょう。

山羊座 (活動宮)  x 活動宮

山羊座以外の活動宮の星座は、牡羊座・蟹座・天秤座の3つです。

活動宮の星座たちは、それぞれ目的が異なり、その動き方も様々。

山羊座にとって牡羊座は、自己の確立のために動くため、見守ることが多いでしょう。

真反対の星座である蟹座は、山羊座の理性に対して、感情を常に動かし続けるため、対話をじっくり重ねる必要があります。

天秤座は山羊座の社会性に通じる、バランスや調和に重きを置くため、話が通じやすい星座と言えます。

規模に焦点を当てるなら、山羊座が大枠を囲ってしまうため、これらの星座たちに窮屈さや厳しさを与えてしまうことがあります。

ただ影響や指示を与えるよりも、頻繁に対話をしたり、気遣いをしていることを実感してもらい、信頼関係を築くことが大事です。

それぞれの役割を全うする、という山羊座の目的が達成されるためには、『手間』を惜しんではいけないのです。

山羊座 (活動宮)  x 柔軟宮

柔軟宮の星座は、双子座・乙女座・射手座・魚座の4つです。

固定・定着の真逆の性質は、柔軟性になるため、これらの星座たちは山羊座を成長させ、より確実性を図ることをサポートしてくれます。

双子座は複数のことをこなし、乙女座はリサーチや分析が得意。

射手座は思慮深さとフットワークの軽さが売りで、魚座は誰もが潜在的に求めているものを知っています。

『柔らかさ』は、土星座である山羊座にとって最も苦手とするものではありますが、苦手意識を克服することは、山羊座にとってモチベーションになるでしょう。

それは土星からの注文であるとともに、仕組み作りをする上では、大変ありがたく、柔軟性は盲点を見つけるためには最高の判断材料になるからです。

ですが柔軟宮の星座たちは、「留まる」ことが長続きしないため、山羊座は工夫して関係性を維持することに悩むことになるでしょう。

相手は『言葉通り』や『思惑通り』に動いてはくれません。

物質世界を極める上で、いかに相手にこちらの真意を伝えるかが鍵となり、仕組みの先には、『感動』や『感謝』が待っています。

山羊座がただ枠組みを作ることに執着してしまった時、柔軟宮の星座たちはその秩序を揺り動かして、気づきを与えるでしょう。

2極の性と星座の移り変わりについて

『目に見える物事』とは、「結果」です。

誰もが共通認識を得られるという面で、物質や実績は信用されます。

ただ言葉で説明するよりも、データや物を見せることで、思考したり、悩む必要が無いからこそ、私たちは目に見えることに安心感を得る、と言えるでしょう。

別の表現をするなら、物質世界はあらゆるものは、『原因』や『働き』から始まったもの、と言えます。

結果から途中経過を辿り、原因に辿り着こうとする時、私たちは目に見えるものだけに執着できないことに気づきます。

この世のあらゆるものは、『母なる働き』によって生まれますし、あらゆる関係性は女性性の『受容性』によって成り立っているからです。

社会を形作る、外枠は男性性によるものですが、その中のシステムが稼働するためには、流動的で受容的な繋がりが必要不可欠。

内面で忙しく動き続けるからこそ、表面に結果としてその成果が表れます。

山羊座が作る枠や仕組みとは、『器作り』であり、女性性の働きそのものなのです。

射手座は、男性性の働きによって可能性を探し回り、持ち帰った、というお話をしましたね。

山羊座はその収穫を吟味し、長期間に渡って活用し続けます。

そうすることで全体像が出来て、城は頑丈で、あらゆるところをモニタリングし、セキュリティを設けることができました。

これは何を意味するのでしょう?

獲物を狩る体験や思考する体験、感情を消化する体験を統合し、山羊座はカリキュラムやプログラムを作り、その後の成長までの時間を短縮したのです。

これは、支配星 (ルーラー) である土星が時間を司る、という話に関連します。

物質世界とは、時間と空間の世界であり、本当の自由が見つからない世界でもあります。

現実とは、身体や物に執着するからことで、時空間に意識が閉じ込められている次元・領域なのです。

山羊座が作った物質世界の完成形を、次の男性星座・水瓶座で再び壊し、真の自由と宇宙の真理に近づいていきます。

二元性の女性性は、山羊座に『壊されるもの』を作ることを任せ、山羊座は見事その働きを実現したのです。

山羊座を客観視するのは?

山羊座の場合、正反対に位置する星座は「蟹座」です。

家庭や家族との関係性や、情緒や個人的な感情をテーマとする蟹座をプライベートとするなら、山羊座は社会性を意味します。

それらは正反対の立場ですから、『共倒れ』することもあれば、『相乗効果』の関係でもあります。

男性性と女性性のように、真反対に位置する星座たちは、必ず原因と結果、苦手意識と喜びを与え合うのです。

仕事ばかりに時間も意識も取られ、家庭やプライベートを省みない人は、自分の本来の安らぎの場の環境を経験することができません。

『経験する』とは、その時・その場で感じられる変化に気づくことができず、居合わせる人と心を通わせることができないことを意味します。

それは『旬を過ぎる』という表現で言い表すことができます。

蟹座・第4ハウス (室) は、深層意識を表すとともに、『父』を表します。

社会に出て働く山羊座・第10ハウス (室) は、蟹座を鏡として見ることで、社会性を支え、父性を育むプライベートな体験が重要であるという訴えに気づきます。

また配偶者である妻を蔑ろにする男性は、社会や職場で他人に、特に女性に蔑ろにされます。

時間や空間に意識を充てた内容は、そっくりそのまま現実に再現されるため、自身の生き方や在り方、意識のベクトルの向け方を客観視することが大事です。

最近では、公にプライベートな自分の姿を発信し、社会性とプライバシーの境目が曖昧にしている人が多くなっています。

この変化自体に問題は無いのですが、個の意識が完全に社会性に取って代わることは、非常に難解です。

こういった活動は無意味である、だとか、不可能であるということではありません。

あくまでこの世は、分離した基準を起点としているため、精神の統合が達成しようとする体験に価値があります。

自身の意識と他者の意識の同化の前に、自分自身の内面で『葛藤』や『矛盾』を抱えてしまうからです。

すべてをさらけ出すことに意味を見出そうとするのではなく、自己表現として情報発信をすることは刺激的であり、新たな時代を作る変化になるでしょう。

またそれを受け取る側も、提供されて見えるものがすべてとは思ってはいませんが、私たちにはそれぞれ価値観というものがあります。

ですから断片的な情報は、受簡単にイメージを歪められてしまうため、自分を守り、他人に誤解を与えない工夫が必要になることは間違いありません。

少し話がズレてしまいましたが、山羊座は、この世で起こる現象を総括する星座です。

山羊座の役割は、広い視野と懐の深さ、気を長く持つことが必要とされます。

その山羊座を支える存在が、家庭や身近な環境、心を落ち着け、安らぎを得る蟹座という居場所。

蟹座と山羊座は、そうした葛藤や矛盾を上手く処理するために、向こう岸に客観的な自分を置くことで、混乱を避け、時間をかけて調整を図っているのです。

山羊座と数秘【10(1) 】

数秘術とは、宇宙の原理を1~9の数字で表したものです。

山羊座は12星座の10番目の星座であり、数秘1と数秘2の意味合いを同時に持ちます。

また山羊座は、数秘9以降の世界であり、宇宙の原理である数秘1・2・3を再度経験して世界を統合させる星座の1つです。

あまり聞き慣れないことかもしれませんが、数秘1・2・3の復習をしながら、山羊座の働きを説明させていただきます。

前の射手座の講座で、『0』は宇宙の原理・数秘には含まれないとお話しました。

『0』とは、「ゼロポイント」であり、すべて可能性が存在している領域です。

私たちは概念としては分かるような、分からないような感じなのですが、ゼロポイントは、時間と空間を超えた領域。

山羊座・数秘10は、水瓶座・魚座で体験することになる、物質世界からの脱却という『通過儀礼』を経るための準備段階としての『自立』です。

また数秘1は、『始まり』、『自我意識』、『主体性』、『自己から生まれる独創性』といった意味があります。

ゼロポイントを踏まえた上での、数秘10 (1) のキーワードは以下のようなものが挙げられます。

  • 地に足をつけ、自我意識を確立した個としての自分
  • 目に見えない世界へ旅立つ準備ができた意識

  • 宇宙のサイクルが一巡しようとする際の覚悟

  • 器を使い尽くし、物質の尊厳を味わった個の意識

  • 全体性に意識を向け、執着を無くすスタート地点 etc

山羊座以降の星座の物語は、言葉に表現することは難しく、山羊座が水瓶座に移ろうとする瞬間は、更に言語化が難しいです。

それは目に見えるものが溶けていくような、意識の変容が訪れるからで、そこには恐怖が立ち上りながらも、魂が求めていたことを実感するからでしょう。

『通過儀礼』という言葉は、肉体的な痛みと、精神的な痛みが伴う場合が連想されます。

ですが「肉体の死」や「意識変容」の場合、根源的な恐怖に焦点が当たり、決して逃げ場を見つけることはできません。

これまでの星座の物語は、この『形容し難い痛み』を乗り越えるための学びであり、内面と外側の世界の往復の旅でした。

数秘10とは、0に向かうための個の意識を象徴するとともに、目に見えない世界へ突入する始まりを示しています。

それは単なる恐怖の始まりではなく、これまで抱えていた概念や経験では想定できない経験に対する、自然で反射的、そして正解の無い意識状態なのです。

山羊座は物質世界を完成させることに成功させる間、この意識進化に思いを馳せ続けて、孤独な戦いに打ち克ったと言えるでしょう。

山羊座とタロットカード

山羊座に対応するタロットカードは、「悪魔:The Devil 」です。

『悪魔』とは、一般的に『概念的な存在』であり、負の感情やエネルギーを生み出す悪者として扱われています。

この世は単に物質や空間、時間に支配されているだけではなく、概念によって支配されている世界とも言えます。

山羊座は構造や仕組みによって、物理的な支配をするとともに、そこで動く者の意識や感情にまで影響を与え、干渉します。

私たちが日常的に考えることは、果たして、私たち自身が主体的に考えついたことなのでしょうか?

残念ながら、9割9分の思考や感情は、外部からの情報や刺激、影響によって生まれます。

ですから山羊座は、顕在意識であろうと、潜在意識だろうと、はたまた集団的無意識だろうと、この世に生き、概念に影響される者すべてに影響を与えるのです。

『悪魔』という概念は、恐怖の対象であるとともに、『神』や『神聖なるもの』と対立する存在として捉えられています。

悪魔という概念は、『正義に反する』あらゆる事柄に当てはめることができるでしょう。

ですがこの価値基準というものは、概念を持ち、概念によって左右される人間のルールでしかありません。

ポジティブが良くて、ネガティブは悪!という公式は、暗くて重い、陰気な部分を認めたくない、という自分勝手な都合から来る発想です。

そもそもポジティブ・陽があるからこそ、陰としてのネガティブ・負・陰が生まれます。

どちらかを正義とし、悪とするのは、偏っていると言わざるを得ません。

もちろんマイナス・ネガティブな力や働きが増え続ければ、それだけ陰に傾き、バランスが崩れます。

またプラス・ポジティブ・陽の力や働きが過剰に働いても、毒になるということも理論的には理解できるものです。

ですが私たちの脳や心は、「不快感」や「恐怖」、「損失」を避けるように設計されています。

だからこそ『悪魔的』なものは嫌われ、集団で排除しようという心理が生まれ、実際にそのような動きがなされることになるのでしょう。

少し概念的な話が長くなりましたが、悪魔のカードは、概念によって形作られるものがもたらす『副作用』について注意をすべきであることを教えています。

それは物質世界を統治し、物に意識を投影した人間にこそ必要なガイダンスと言えるでしょう。

そして神や悪魔とは、私たちの外側に存在し、私たちを操る独立した存在ではありません。

天使や精霊、妖精、妖怪、眷属 (けんぞく) などにも、「人格」や「単独の意識」があるわけではないのです。

これは神話や寓話を作り出し、人生に戒めをもたらそうとした人間の知恵であり、創造性によるもの。

時に導きとなり、時に障害となるものが概念であり、概念によって作り出された存在の影響力です。

占星術や星座も同じではありますが、物理・科学と精神や哲学、心理学を織り交ぜたものが、魂や精神世界の探究となります。

そういった場合には、絶えず真実を知るための疑いや、検証が必要になるため、概念だけに頼ることは危険と言えるでしょう。

「悪魔の証明」という言葉があるように、証明できないものは保留し、可能性を1つひとつ検証することが大事です。

山羊座に悪魔のカードが対応するのは、どれほど物質世界を極めても、宇宙の理を掴むことができないことを表しています。

山羊座で大きく物語が変わっていくため、少し解説が長くなりましたね。

それだけ山羊座が果たす役割は大きいということです。

意識を広げるためには、器を頑丈に作る必要があった!

今回の講座は、山羊座の全貌について深く解説させていただきました。

これまでの物語も、紆余曲折を経て、変化の連続でしたが、山羊座は『総集編』のような部分と、『番外編』の予告が混ざり合ったような展開を見せてくれます。

この世の中が成り立っているのは、長い歴史を経て、その時々に仕組み作りが行われて来たからです。

1つの発想や失敗、出来事という点が、時間を経て繋がり、立体になる。

この立体構造を実現することこそが、山羊座のテーマです。

すべての経験や出来事は必然である、ということは、『いつかのタイミング』で、必ず役に立ったり、役目を果たすということ。

山羊座はそれを至るところで実現し、あらゆる人を迎え、繋ぐ居場所と仕組みを作り上げました。

ですが宇宙はこれだけで終わらせることはなく、山羊座には次の扉を開けるように促します。

それも用意周到に準備した物をすべて置いて、行けと言うのです。

山羊座は実行力と誠実さの星座で、最後までやり遂げることを自分に課し、次の水瓶座の世界へと旅立って行きます。

水瓶座の世界で、山羊座までの物語がどのように変わっていくのかが楽しみですね!

それでは、次の水瓶座の講座でお会いしましょう。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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